台所のスポンジ選びで、気をつけるべき“たった2つのこと”。スポンジ博士に聞いた
台所スポンジはむずかしくない。
みなさん、台所のスポンジはどのようなものを使っていますか? どのくらいの頻度で交換していますか? 改めて聞かれると、ギクッとする人は少なくないでしょう。自宅の台所を躊躇なく見せられる人って、そんなに多くはないはずです。
そこで今回は、長年モヤモヤしていた台所スポンジ問題を解決してみませんか?というご提案。
できれば難しくないコツやポイントだと嬉しいなと願いつつ、専門家に話を聞くことにしました。取材相手は、1963年から日本で家庭用たわしを販売している「スコッチ・ブライト」ブランドのスポンジ開発を手掛けるスリーエム ジャパン株式会社 ホームケア&CHC技術部スペシャリスト・スポンジ博士こと原井敬(はらい さとし)さん。無理のないスポンジの選び方や使い方のカンタンコツについて教えてもらいました。
台所まわりを美しく快適に保つために、高級スポンジが必要なのでしょうか? 実は必ずしもそうではないことがわかりました。
重要なのは、用途に合ったスポンジを使うことと保管方法。保管方法で大事なことは、スポンジの汚れをしっかり落とした状態で、接地面を少なくして風通しの良い場所に置くことです。
どんなにすごいスポンジを使ったとしても、油汚れや水分が残ったスポンジは雑菌が繁殖してしまいますから、なるべく清潔な状態と環境を心がけるようにしましょう。
スポンジの使い分けについては、絶対的な正解はありませんが、知らず知らずのうちに用途に合わないスポンジを選んでしまっているケースが多く、コゲを落としたいのにソフト系、デリケート洗いなのに研磨粒子付きのハード系を選んでいる人は少なくありません。
今一度使っているスポンジがどのタイプなのかを確認してみましょう。使い分けが面倒で1個に集約させたい場合は、汚れをしっかり落とす不織布と柔らかいスポンジが同時に使える“貼り合わせタイプ”がオススメです。
保管方法に気をつければ、まずは大丈夫であることがわかりました。
そこでここからは、もっと快適に、もっと便利にスポンジを使いこなすためのコツについてご紹介していくことにしましょう。どれも簡単なので、無理ないところから実践してみてはどうしょうか。







