だんじり祭りに息子を参加させたくない私と、させたい夫のバトル勃発!“ある人”のせいで、まさかの結果に…
今年も全国各地で祭りが開催されています。
そんな中、毎年のように報じられるのが祭り中の事故。今年もすでに大阪府堺市のだんじり祭り、滋賀県の山王祭などでだんじりや神輿が転倒する事故が起き、負傷者が出たことが報じられました。
「実は、私も心配で参加してほしくないんです」
そう語るのは、大阪在住の山崎小百合さん(仮名・46歳)。山崎さんの夫は大阪で有名なだんじり祭りの自治会に入っています。
2人の間には1人息子の友樹さん(仮名・23歳)がいて、夫は子どもの頃から友樹さんを祭りに参加させていました。しかし、小百合さんは近年の祭りの事故の多さを受けて、友樹さんにだんじりに乗ってほしくないという気持ちがあるといいます。
「やっぱり、息子にはケガとかしてほしくないので乗ってほしくないと思ったんです。しかし、私の意見に夫は大反対! だんじりに絶対乗せたくない私vs絶対に乗せたい夫のバトルが勃発したんです」
ちなみに、息子さんはどう思っているのかを聞いてみると「別にどちらでもいい」という感じだったそう。そのため、子どものときはまわりの友人もいたため、参加させていたといいます。
「でも、夫は将来的にはだんじりに乗ってほしいと思っているようでした。そこで私が考えたのは、息子を地元から出す作戦。
東京の大学に行かせて地元から出せば、祭りに参加しなくなるのでは? と考えたんです。私は出身が東京なので、年に1回は家族や友人に会うために東京旅行をしていました。そこに息子も連れて行って東京を気に入らせようという作戦を実行したんです」
友樹さんと一緒に東京旅行をして、好きな服のショップに連れて行ったという小百合さん。すると、それを見た夫はこんな手に出たというのです。
「絶対に息子を地元から出したくない夫は、地元で息子を連れて遊び歩くようになったんですよ。息子が高校生のときの春休みや夏休みには、私と夫でどっちが息子にとって楽しいプランかを競い合って出していました。
私が『東京に新しい観光名所ができたみたいよ!』と言うと、夫は『知り合いがジェットスキー持ってるから海に行くぞ!』と言ってきたりと、息子の取り合いが起きていました……」
小百合さんも夫もあくまでも、だんじりに乗るのは友樹さんの意見を尊重したかったとのこと。
そのため直接的に反対したり、だんじりに乗るよう強要することはなかったといいます。そして、ついに……父vs母のバトルが決着をつける日が訪れます。
「友樹が『東京の大学に行きたい』と言い出したんですよね。これには私も勝った! と思いました。さすがに夫は息子の進路には反対できず、首を縦に振るしかありませんでした。
そして大学受験も無事に終わり、友樹は上京していきました。しばらくしてコロナ禍になってしまったときはさすがに可哀想でしたが、昨年、無事に卒業して東京での就職が決まったんです」
息子にはだんじりに参加させたくない…
息子の気を引こうと夫とバトル
友樹さんと一緒に東京旅行をして、好きな服のショップに連れて行ったという小百合さん。すると、それを見た夫はこんな手に出たというのです。
「絶対に息子を地元から出したくない夫は、地元で息子を連れて遊び歩くようになったんですよ。息子が高校生のときの春休みや夏休みには、私と夫でどっちが息子にとって楽しいプランかを競い合って出していました。
私が『東京に新しい観光名所ができたみたいよ!』と言うと、夫は『知り合いがジェットスキー持ってるから海に行くぞ!』と言ってきたりと、息子の取り合いが起きていました……」
小百合さんも夫もあくまでも、だんじりに乗るのは友樹さんの意見を尊重したかったとのこと。
そのため直接的に反対したり、だんじりに乗るよう強要することはなかったといいます。そして、ついに……父vs母のバトルが決着をつける日が訪れます。
「友樹が『東京の大学に行きたい』と言い出したんですよね。これには私も勝った! と思いました。さすがに夫は息子の進路には反対できず、首を縦に振るしかありませんでした。
そして大学受験も無事に終わり、友樹は上京していきました。しばらくしてコロナ禍になってしまったときはさすがに可哀想でしたが、昨年、無事に卒業して東京での就職が決まったんです」
1
2
この連載の前回記事



