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セックスレス夫に元妻がぶつけた“特大のイヤミ”に共感しかない。田中みな実“サレ妻”の成長っぷりが見事|ドラマ『あなたがしてくれなくても』

 6月22日に放送された『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系、木曜よる10時~)の最終話にあたる11話では、予想を裏切る展開の連続。放送終了後には賛否両論がSNSを賑わせた。
ドラマ『あなたがしてくれなくても』

ドラマ『あなたがしてくれなくても』第11話より ©フジテレビ(以下同じ)

冒頭から陽一に同情したくなる展開

 前回の10話は、陽一(永山瑛太)が離婚届に判を押し、誠(岩田剛典)からの告白をみち(奈緒)が断ったところで終了した。みちが怒涛の別れを告げた2か月後から11話は始まる。  いきなり誠が陽一の喫茶店を訪れ、2人は同じ女性に振られた“戦友”として仲を深めているのかと思いきや、「別れたんですか?」と質問する陽一。離婚後に誠とみちが付き合うようになったと勘違いしており、みちとはこの2か月間交流がなかったようだ。  みちに振られたことを聞かされた陽一は「みちはそれで幸せなのかな? じゃなきゃ、俺は何のために別れたんだ」とポツリ。続けて、「みちはすぐこけるんだよ。誰かがそばにいて、見ててあげなきゃダメなんじゃないの?」と口にしており、誠という支えがいると思ったから離婚に泣く泣く応じたのだろう。  本作では陽一は無神経かつ利己的な言動が目立ち、ヒール的な立ち位置だったが、さすがに陽一の心境を察すると同情したくなる。

みちは、暴力性を持たないサークルクラッシャー

 舞台は9か月後に移り、楓(田中みな実)が誠の家に服を返すために訪れた際、楓も陽一同様にみちと誠が付き合っているものと思っていた様子。  陽一から「俺と彼女は戦友なんだよ」と聞かされた楓は「何と戦ってるの?」「いつまで心のセックスしてるつもり?」と言い放つ。さらには「私はだよ、マヌケじゃん?」「男に捨てられて、あの娘だけが涼しい顔して。散々振り回して、周りの人生変えて、なんか、なんか一言言ってやりたい」と、視聴者の思いが乗り移ったかのような言葉を吐き続ける。  みちはバリバリ働いており、念願叶って“1人で生きていく”ことを達成。しかし、陽一と離婚したり、セックスレスに悩む避難所として誠を体よく利用したり、さらには結果的に誠を楓と離婚させたりなど、様々な悲しみの上にその自立は成り立っている 渋々離婚した陽一や楓としては、2人が付き合っていない状況を受け入れることは難しい。みちの“サークルクラッシャー”のような暴力性を持たない暴れっぷりに、困惑する視聴者が多いのも仕方ないように思う。 【関連記事】⇒セックスレスを描いたドラマ『あなたがしてくれなくても』で、夫婦の家が“狭い”理由。プロデューサーが語る
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ラストシーンでどうしても気になったこと
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ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)「特別編」は6月29日(木)放送。

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