夏ドラマのイケメン俳優ベスト3。赤楚衛二にもときめくけど、“大ヒット作俳優”の破天荒ぶりに釘づけ!
この夏、イケメンたちが大いにドラマを盛り上げてくれています。2023年夏ドラマで、主演としてその魅力を存分に発揮している3人のイケメン俳優をご紹介します。
※以下、各ドラマ最新話までのネタバレを含みます。
まずご紹介したいのは『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系、水曜よる10時~)で主人公・向井悟を演じる赤楚衛二です。
33歳の向井くんは、ルックスも人柄も仕事ぶりも“いい男”なのに、気づけば10年間も恋をしていない実家暮らしの“恋愛迷子”。10年ぶりに恋をしようと試みるのですが、男らしいと思ってする言動も、発揮する優しさも、アプローチもどこか的外れで、空回りしてしまいます。
原作は、2022年「第13回 ananマンガ大賞 準大賞」を受賞したねむようこ氏による同名漫画。妹の麻美(藤原さくら)に、麻美の夫で義弟の元気(岡山天音)、元気が営むスパイスバーの常連客・坂井戸洸稀(波瑠)も巻き込みながら、男女の恋愛観のズレを描く作品です。
この物語の面白さはとにかく、赤楚演じる向井くんのキャラにかかっています。完璧な“いい男”となっても、相手をときめかせ過ぎても、かといって相手に嫌われ過ぎても、痛い男になり過ぎても物語が成立しなくなってしまうのです。しかし赤楚は、求められている絶妙なラインの“いい男”を見事に演じています。
『こっち向いてよ向井くん』赤楚衛二
醸し出されるリアルな“残念感”が愛おしい
第1話では、職場の後輩・中谷(田辺桃子)に好意を寄せられていると勘違い。前回の第2話では、元気の店でアルバイトするアン(久間田琳加)に突然キスをされ「さすがに今度は勘違いではない!」と浮かれました。積極的なアンにキスをせがまれ、戸惑いながらキスしようとする仕草にキュンとさせられた女性も多いはず! 一方、「2分だけギュッてして」とアンに抱きつかれた際は、帰りたい気持ちからなんともいえない表情で2分をカウント。物凄い残念感が漂っていました。赤楚のリアルな表現が秀逸で、ちゃんとかっこいいのに、ちゃんと残念。どうしても憎めないキャラの向井くんを応援せずにはいられません。



