子供達の笑顔あふれる保育園のハズが、ゆがんだ愛が入り乱れ。新米保育士が見たものとは<漫画>
保育士のイメージって何でしょうか。子供好き、世話好き、やさしい、愛情豊か。全部正しいです。でも保育士の成分の半分は、大変、辛抱、苦労でできているのではないでしょうか。
『問題のある保育園』(オーバーラップ はちみつコミックエッセイ)は、新卒保育士だった、さいおなおさんがつづった実録コミックエッセイ。無垢(むく)な子供達と慈愛に満ちた保育士達の交流が、時にほのぼの、時にピリッと辛く描かれ、旧Twitter掲載時には話題になりました。
本記事では、序章と第2話をご紹介し、後半ではレビューします。
保育士とはいえひとりの人間、ストレスもあればフラストレーションもあり、子供達や同僚の保育士さんに矛先が向かうことも。そして幼いとはいえ子供達もひとりの人間、保育士のマイナスな感情を瞬時に察知して「先生、キライ!」なんて鋭く心をえぐってくることも。
子供達の笑い声とミルクの匂いに包まれた、平和の象徴のような保育園。しかし一歩足を踏み入れるとそこは、愛憎入り乱れる社会の縮図だったのです。
忙しくたって、子供達の笑顔で癒される?



