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NHK『らんまん』の仲良しコンビが「土下座写真」を投稿。その“驚きの理由”

 7月25日、志尊淳がX(旧Twitter)に驚きの投稿をした。神木隆之介と志尊淳が土下座をする画像が公開されたのである。  ふたりは、NHK朝の連続テレビ小説『らんまん』コンビとして仲睦まじい。それがいったい、なぜこのような土下座に? 「イケメンと映画」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、神木&志尊の“大胆な広報活動”を読み解く。

愛おしいを通り越して、尊い

『らんまん』の神木隆之介と志尊淳がヤバい。地元を代表する酒蔵「峰屋」の若旦那である槙野万太郎(神木隆之介)。番頭の息子として万太郎をずっと支えてきた井上竹雄(志尊淳)。彼らの仲睦まじい関係性は、どうしてこんなに愛おしいのだろう。  とにかく植物に目がない万太郎が学者になるため、上京する。竹雄も捨て身で付き従う。第7週「ボタン」第31回で描かれる東京大学の門を叩く朝の場面。  パリッとしたシャツに蝶ネクタイを結び、上着をはおらせる。運命の日もこうして竹雄が献身的に支度をしてやるのだ。  竹雄が万太郎本人以上に誇らしげに満面の笑みを浮かべる。「どうじゃ?」と胸をはる神木に対して顔をくしゃくしゃにする志尊。愛おしいを通り越して、尊い。いや、それ以上だ。

助演と主役の関係性

NHK『らんまん』公式サイトより

NHK『らんまん』公式サイトより

 東大植物学教室前。いざ出陣のときも竹雄はちゃんと万太郎を門の前ぎりぎりまで見送る。なんと健気なこと。力強い一歩を踏み出す万太郎を竹雄が見守り続ける。竹雄の頭上に朝日が降り注ぐ。この場面の志尊もいい表情だこと。  この竹雄役は竹雄であって、竹雄ではない。言葉が、矛盾するようだが俳優が演じる役柄であるのみならず、竹雄はまるで志尊その人自身でもあるように映る。それくらいこの役からは自然とオートマチックに豊かな表情があふれるのだ。  志尊の助演があるから主役である神木も悠然と演じられる。役柄を生き、役柄を超えたところでもリアルタイムに影響し合うふたりの関係性。これはやっぱり尊いをずっと先へ飛び越えている。
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現実の神木と志尊
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