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女を使った営業はアリかナシか?「笑ってごまかしてきた、あなたたち世代のせいで働きづらい」49歳を責める25歳

MEGUMI企画プロデュースのドラマチューズ!『くすぶり女とすん止め女』(テレビ東京)の2回目が放送された。 初回は49歳にしてモラハラ夫から離れようと社会に出た郁子(西田尚美)の奮闘ぶりが描かれたが、彼女の仕事先で指導社員のような役割を果たすことになったのが、香音(かのん)演じる工藤ほのか、25歳である。
(画像;ドラマ「くすぶり女とすん止め女」テレビ東京公式サイトより)

(画像:ドラマ「くすぶり女とすん止め女」テレビ東京公式サイトより)

「すん止め女」が求めるものは?

【前回記事】⇒「膣トレすれば?」「きみは1円も稼いでないんだから」モラハラ夫が怖すぎて叫んでしまいそうに/『くすぶり女とすん止め女』 しっかり者で何でも器用にこなしているように見えるが、実は彼女は常に「2位」だった女。子どもの頃から、作文コンクールでもテニスでも、ずっと2位ばかり。あげく、今は惚れた男のセカンドだ。 「誰かのいちばんになりたい」 それがほのかの切実な願いだ。
勤務先のPR会社でも、ほのかの営業成績は2位。一緒に営業について行くという郁子を、「山本さんは山本さんでひとりでやってください」と放り出し、郁子は出かける。若い女性の視点でプレゼン、見事契約にこぎつけた。これで1位は確実だ。 ホッとしたとき、郁子からSOSの電話が入る。営業先で飲み会状態になって困っているという。駆けつけるほのかの前で繰り広げられていたのは、郁子の「女の色気を使った営業」だった。ほのかは郁子の手を引いて逃げ出した。 ほのかがチェックすると、「女を使った営業はありかなしか」とハッシュタグのついた投稿がSNSに上がっている。 「ごめんなさい」 謝る郁子にほのかがかけた言葉がすごい。

25年モラハラ夫に仕えてきて、すぐ謝る体質に

「その“ごめんなさい”は何に対してですか。女を使った営業をしたことですか、それともその下品な営業スタイルに私を巻き込んだことですか」 ほのかは怒っても論理的だ。一方、モラハラ夫に四半世紀仕えてきた郁子は、何かあればすぐ謝ってしまう体質ができあがっている。年齢差による認識の違いもあるが、それ以上に置かれてきた環境の差が瞬時にわかるやりとりにハッとさせられる。
ほのかは、郁子を追いつめていく。 「49歳で初めて社会に出るなんて、49歳で野球を始めてプロ野球選手を目指すくらい無謀なことだって気づいてますか」 これは若いほのかの偏見だとしても、こう言われた郁子はまた謝ってしまう。今度はその「ごめんなさい」にほのかがかみつく。 「すぐ謝る……。何に対してごめんなさいって言ってるのかもわからないくせに」
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笑ってごまかしてきた、あなたたち世代のせいで私たちが働きづらい
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