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スイス発の美白クリームがすごい。強力な美白成分で、つるん・モチモチ・ぷるん

by 美容医療研究協会

中野 あおい先生監修医師:中野 あおい先生 【経歴】金沢医科大学卒業後、同大学病院にて内分泌内科、循環器内科を専攻・研究。老化に関する遺伝子研究など、様々なことを学ぶ中で抗加齢医学に興味をもったことがきっかけで美容医療の世界へ歩みを進める。有名美容クリニックで院長を歴任し、2003年12月あおいクリニック銀座開院。国内外の最先端医療を積極的に取り入れ、患者一人一人に合った「美しさ」を引き出す美容施術を提供している。

「美白有効成分」にもいろいろある

ドラッグストアにデパート、ネットショップ、美容クリニックなど、コスメ全般どこでも購入できる時代ですね。女子SPA!読者の皆さんは、何を基準にコスメ選びをしていますか?おそらく、ご自身のお肌の悩みと照らし合わせながら、配合成分に着目して選ぶ方が多いのではないでしょうか。 コスメの配合成分として代表的なものに「ビタミンC」「美白有効成分」「保湿成分」「シワ改善成分」「抗炎症成分」「アインチエイジング成分」などがありますが、今回はこの中の「美白有効成分」に着目してみたいと思います。
中野 あおい先生

中野 あおい先生

美白コスメが次々と登場したのが1980年代。1990年代にガングロと呼ばれる若者たちが一時的に増加したものの、1990年代後半には美白ブームが到来。1980年代とは比べ物にならないくらい様々な機能を持つ美白コスメが販売されたことをきっかけに、美白のみならずお肌のアンチエイジングに対して高い意識をもつ人が増えました。 2010年代には、単純に「白い肌」を目指すのではなく、「透明感のあるお肌」になるために美白コスメを愛用する人が増え、雑誌やテレビCMでも透明感をうたった美白コスメを頻繁に目にするようになりました。

ハイドロキノンは強力だけどリスクも

「美白有効成分配合」と記載のあるコスメはそれだけで、「なんだか良さそう」「色白になれそう」と、思わず手に取る方も多いのではないでしょうか。“美白有効成分”とひとくくりにされている言葉ですが、ビタミンC誘導体、アルブチン、トラネキサム酸、コウジ酸など、複数の“美白有効成分”が存在し、メラニン生成の抑制効果、排出促進効果、メラニン色素還元効果など、成分によって少しずつ目的が異なります。自分のニーズに合致するものが配合されたコスメを選ぶことが大切ですね。 お肌を白くする代表的な成分として、強力な漂白力(ブリーチング)を発揮するハイドロキノンがあげられますが、赤み・かゆみ・湿疹・腫れなどのアレルギー反応が出てしまう方も少なくありませんでした。また、成分の強さゆえ継続使用も難しく、3~4か月で休薬する必要があること、白斑を引き起こすリスクがあることもネックになっていました。

スイス発、医療機関だけが扱える美白クリーム「シスペラ」

ハイドロキノンと同じくらい強力な美白外用薬として開発された、美白美肌クリーム「シスペラ」(製造元:スイスのサイエンティス社)。シスペラの主成分は“システアミン”というアミノ酸の一種であり、人体中に元来存在する成分の1つとして知られています。 cysperaシステアミンは、母乳の中に1番多く含まれている成分であり、50年以上も前に強力な美白有効成分として発見されました。しかし、このシステアミンは不快なニオイが強く、化粧品としてお顔に使用することはおろか、パーマ液にほんの少量含まれている程度で、化粧品として製品化することは到底難しいものでした。 それでも、強力な美白成分であることは大変魅力的です。「どうにかシステアミンを化粧品に配合できる成分にできないか」と、長年に渡る開発の結果、2012年、スイスで遂に成分の安定化とニオイの軽減に成功。これにより、初めて化粧品として製品化に至ったのが、医療機関のみで取り扱い可能な美白外用薬「シスペラ」です。市場に出た後、本剤がハイドロキノンと同等という海外の科学論文がいくつか出されています。

システアミンの強力な美白効果と抗酸化作用

美白美肌クリーム「シスペラ」はシステアミン5%が配合されているため、日焼けによるシミやそばかす、くすみ、黒ずみを改善してくれる効果、そして、高い抗酸化作用が期待できます。シミなど全くない透明感のあるお肌は、誰しも憧れますよね。お肌に優しいだけでなく、ハイドロキノンのように白斑などのリスクが非常に少ないところや、紫外線への感受性がないところは、神経質にならずに気軽に使えるという点でとても嬉しいポイントです。 また、システアミンにはマイルドな角質溶解作用があるので、使用して数日間でお肌がツルツル、すべすべとした感触になるのも特徴です。 実は「シスペラ」には、さらに嬉しい効果が期待できる成分が配合されています。その名も「ナイアシンアミド」。ナイアシンアミドはお肌をモチモチと柔らかくしてくれたり、ハリ感やツヤ感をUPさせてくれたりする効果が期待できる、これまたお肌にとって、すごく嬉しい成分です。 2018年に医薬部外品の成分として認められ「しわ改善」がうたわれています。お肌の質感は、若々しさや美しさを左右するものなので、子どものようにプルっ、ツヤっとして、それでいて柔らかいお肌はやっぱり手に入れたいですよね。 中野 あおい先生

塗って、15分以内に洗い流すだけ

さて、ここまで「シスペラ」の成分や期待できる効果について触れてきたわけですが、「使用方法は難しいのかしら…」と気になっている方も多いはず。ということで、使用方法についてお伝えしていきますね。 シスペラは「塗って、洗い流すだけ」というビックリするくらいのお手軽さ!最初の4か月間は1日1回、朝晩どちらかお好きな時間に、クリームパック感覚で継続使用して頂くのですが、5か月目以降は効果の維持として1週間に2回程お使い頂ければOKなのです。いつものお手入れ前に、プラスするだけで、くすみや肝斑が改善できるなんて嬉しいですよね。「レーザーじゃないと薄くならないのでは…」と、諦めていた方には本当に朗報です! (※15分以上放置しないようご注意ください。また、少しでもピリピリする感覚がある場合は、我慢しないで洗い流してくださいね。) お顔だけでなく、ボディにも使えるので、肘や膝、Vゾーンの黒ずみなどが気になる方は、是非、ボディにも使用してみてくださいね。さらに別の使用方法として、唇の色の改善にも使用できます。「なぜ唇?」とお思いの方、実は唇も肌と同じで加齢とともにターンオーバーが弱まる部分。くすんだり色が暗くなったりするのはその為なのです。 リップアートメイクをお考えの方は、一度シスペラで唇の色を綺麗にしてから、リップアートメイクをすると綺麗に色が入っていくのでお勧めです。 ※1回使用量:シスペラ2~4プッシュ、シスペラインテンシブ1プッシュ程度

「シスペラ」がさらに進化した完結スキンケア製品も

シスペラの他に、シスペラから新たに誕生した「シスペラインテンシブシステム」という製品もあります。こちらは、システアミンが7%配合されており、シスペラがさらにパワーUPした製品。美容液、中和剤、美容クリームの3ステップですが、使用方法は前述のシスペラと同じ「塗って、洗い流すだけ」の2ステップ+ブーストを塗布して仕上げるケア製品です。 cyspera2シスペラの場合は、洗い流した後、お手持ちのスキンケア製品でのお手入れが必要でしたが、新しく登場した「シスペラインテンシブシステム」は、3ステップになったことで他のスキンケア製品を使用しなくても、スキンケアが完結してしまうという優れモノ。ズボラさんにはピッタリかもしれませんね。 美白有効成分を使用した、お肌にも環境にも優しく、美白も美肌も叶えてくれる「シスペラ」をご紹介させて頂きました。美しく透き通るようなお肌への生まれ変わりを、ぜひ体験してみてくださいね。きっと大きな感動体験が、そこには待っているはずです。

監修いただいた中野先生のクリニック

中野 あおい先生あおいクリニック銀座 公式HP 〒104-0061  東京都中央区銀座5-5-13 坂口ビル5階 <文/美容医療研究協会 監修/中野 あおい先生 提供/美容医療研究協会>
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