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70歳で始めた着物リメイクが大ヒット!コロナ禍の注文激減を機に人生が急展開できたワケ

「コロナで仕事を失って、人生が大きく変わった」と、人生をリスタートさせた吉田三世さん。 『七転び八起き』(KADOKAWA)は、70歳で始めた着物リメイクが大当たりして、72歳で講師デビューを決めるまで、転んでもただでは起きないアグレッシブな人生論です。  

人生はガチャ、でも回すのは自分

七転び八起き

「七転び八起き」(KADOKAWA)吉田三世(著)

40歳を過ぎてから舞台衣装の制作会社を設立した吉田さんですが、もともとご自身でも社交ダンスを楽しんでいました。 「ダンスの先生とフェスティバルで踊りたいけれど、お金がない、だったら自分で作ってみよう」そんなきっかけでドレス作りを開始。やがてプロのダンサーからもオーダーが入って……、という流れで一生モノの仕事になるのですから、驚き以外ありません。

採寸はしないで目を頼りにドレス作り

吉田さん

撮影:木村正史 (以下同じ)

「社交ダンスのドレスを作るとき、採寸はせず、自分の目を頼りにする」と吉田さん。 社交ダンスのドレスはとてもきらびやかですが、美しさだけで生地は選べません。激しい動きに耐えうる伸縮性も考慮すべきですよね。なおかつ、ダンサーさんの個性や魅力を引き出すデザインが望ましいです。 数字でカテゴライズされる寸法ではなく、お客様ひとりひとりの体と、体の動きを綿密に目で見てチェック。「お客様に踊ってもらいながら、布をハサミで切っていくこともある」のだとか。吉田さんのドレス愛とダンス愛があふれています。
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趣味は楽しい、仕事は厳しい
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