瀕死の子猫をお迎えして9年。一心同体の飼い主との“最期の別れ際に見せた行動”に涙
【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.182】
あの子は自分で逝き方を選んだ……。愛猫を看取る時は、そう思えるような瞬間に立ち会うこともあるものです。
星くずうさぎさん(@hoshikuzu89usa1)も、そんな経験を目の当たりにしたよう。愛猫ジジくんは死の瀬戸際、大好きな娘さんの帰宅を頑張って待ち、娘さんに抱かれながら息を引き取りました。
2015年9月上旬、瀕死状態だったジジくんは、娘さんが動物看護士として働いていた動物病院で保護されました。
出会った時から、娘さんはなぜかジジくんに運命的なものを感じたそう。毎日ケアをする中で、ジジくんを自宅へ迎えたいという気持ちが募っていき、お迎えを決意しました。
ジジくんは鍵しっぽで、黒猫なのに下腹の一部にだけ「エンジェルマーク」と呼ばれる白い毛が生えていました。幸運の象徴をたくさん秘めていることに気づいた飼い主さんは、「どれだけ幸せを運んでくるの……!」と驚いたそうです。
お迎え当初、子猫だったジジくんは、とにかく好奇心旺盛。ちょっとした隙間でも入っていってしまうため、家族は手作りのバリケードを何個も用意し、安全を守っていたのだとか。
「一番慌てたのは、冷凍庫を開けた時に奥の隙間に入り込んでしまったことです。小さすぎて、なかなか救出できなくて……。鳴り続ける冷凍庫のアラーム音で余計に焦りました(笑)」
巡り合うべくして出会ったようだった、娘さんとジジくん。ふたりは不思議と、心身のコンディションがシンクロすることも多かったそうです。
例えば、娘さんの具合が悪くなると、ジジくんも元気をなくし、ショボンとしていたのだとか。
「まるで、ET(ジジくん)とエリオット(娘)だよねと、よく言っていました」
ただ、ユニークなことに抱っこは飼い主さんでないと、しっくりこなかったそう。
「私が抱くと、胸の下に顔を埋め、ゴロゴロ言いながら眠りました。でも、娘が抱っこすると、数分で膝から降りてしまって(笑)」
もうひとつ、ジジくんが好きだったのは、毛布を咥えながらのフミフミ。
子猫の頃から見られたこの癖は、成猫になっても続きました。
動物看護士の娘さんがお迎えした「瀕死状態だった子猫」
まるで一心同体のようだった娘さんとジジくん
もうひとつ、ジジくんが好きだったのは、毛布を咥えながらのフミフミ。
子猫の頃から見られたこの癖は、成猫になっても続きました。
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