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「呼び寄せたいのは男性客?」女医の“アイドル投稿”に批判殺到…医師のインフルエンサー化の裏側には“シビアな現実”も

一昔前とは違って美容医療や整形が日本でも当たり前になってきました。厚生労働省が2023年11月に発表した医療施設調査によると、美容外科を標榜する診療所は、2020年の調査の1404施設から43.6%増え、2016施設となり、2025年現在も増え続けていることが予想されます。 美容外科が増えていれば、その分増えているのが美容外科医。そうした中、先日とある“美人美容外科医”がXで話題となりました。

“美人美容外科医”に賛否両論、アイドル化した美容外科医

9月10日、ある女性の美容外科医が、新たに某美容クリニックで勤務を開始したことをXにて報告しました。文面だけを読めば美容外科医が自身の新たな勤務先や得意な施術を宣伝しており、特に批判されることもありませんでしたが、注目が集まったのは一緒に投稿された画像でした。
0917_美容外科医①

画像はイメージです。(以下同)

そこには潤んだ瞳でカメラを見つめたり、アイドルのように手でハートを作ってポーズをとったりする“美人美容外科医”の姿が。メイクや髪型も、一般的に医師をイメージするものよりも、アイドルのようなルックスでした。 この投稿に対して、「こんな可愛い先生がいるなんて」、「先生が小顔だから、小顔の施術も任せられそう」といった肯定的な反応が一部で見られた一方、大多数の意見は否定的でした。 その内容には、「医師は実績や信頼が大事なのに、アイドルのように自分を見せる意味がわからない」、「ハートのポーズで呼び寄せたいのは男性客?」、「なんで医者なのに恋愛リアリティ番組に出ますみたいな報告の仕方なの?」といったコメントが散見されました。 また、投稿した過去の症例写真に自分の写真を載せている点について「どこまで自分の顔を出したいの」と疑問視する意見も見られました。

「映えない医師は生き残れない」SNS戦国時代の美容外科

クリニックや施設数が増加している現状では、他との差別化が必要になるため、昨今の美容クリニックや美容外科医は広告を積極的に展開しています。SNSやYouTubeを活用して自身の認知度を高め、それが集客に直結する状況となっています。時には扇情的な言葉や話題性を狙った投稿をするインフルエンサー的手法を取る美容外科医も少なくありません。 0917_美容外科医②そうした中、もし美容外科医自身のルックスが美しい場合、その姿がわかりやすく「先生のようになりたい」と受診者の動機につながることが明らかです。この“美人美容外科医”に限らず、男女問わず、自身のルックスを全面に押し出した若い美容外科医が最近急増しているのは、このような市場背景が理由なのでしょうか。 また、この“美人美容外科医”が以前は糖尿病内科を専門としていたことが明らかになると、「真面目に医学を志していた人が美容医療に転向するなんて、美容外科医は相当儲かる職業なのだろう」という声も上がっています。 美容施術は保険適用外の自由診療であり、施術料金の設定は美容外科医の裁量次第です。この“美容外科医”に限らず、昨今の美容外科医が利益追求型の発信をする流れは今後も増え続けるのではないでしょうか。
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「技術こそが信頼」の声も、医師の本質を問う投稿
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