SNS上では、常に話題に上がる「義実家への帰省」。楽しい思い出がある一方で、さまざまなストレスを抱える人も少なくありません。今回は、30代から50代の既婚女性200人を対象に、義実家への帰省における「限界ライン」に関するアンケート調査を実施しました。リアルな声から見えてきた、現代女性たちの本音に迫ります。 　まず、義実家帰省の際、「限界だと感じる泊数」について伺いました。 【Q1】義実家の帰省の際、あなたが「限界だと感じる泊数」は何泊ですか ・1泊もしたくない：122票 ・1泊：29票 ・2泊：14票 ・3泊：11票 ・4泊：3票 ・5泊：0票 ・6泊：0票 ・7泊以上：1票 ・何泊でも可能：20票 　なんと、最も多かった回答は「1泊もしたくない」で122票。全体の約6割が、義実家への宿泊自体を避けたいと考えていることが明らかになりました。次いで「1泊」が29票、「2泊」が14票と続きます。「何泊でも可能」と答えた人は20票にとどまりました。 　この結果から、多くの女性が義実家への帰省に少なからず抵抗感を持っていることがうかがえます。宿泊を許容できる場合でも、1泊が限界と考える人が多いことから、精神的な負担や時間の制約が大きな要因となっていると考えられます。一方、「何泊でも可能」と回答した人が約10%いるのは、義実家との良好な関係性や、帰省に対する抵抗感の少ない層が存在するためでしょう。 　次に、「そう感じる主な理由」について、複数選択形式で質問しました。 【Q2】そう感じる主な理由を教えてください ・気をつかうから（精神的な負担が大きい）：138票 ・自分のペースで過ごせないから（時間や行動の自由がない）：87票 ・家事の負担が増えるから（普段より多く手伝わされる）：23票 ・義両親とのコミュニケーションが苦手だから（会話や価値観の相違）：46票 ・子どもが退屈するから（遊び相手や環境がない）：21票 ・夫が頼りにならないから（嫁姑問題に無関心、手伝わない）：33票 ・睡眠環境が悪いから（寝具、騒音など）：21票 ・衛生面が気になるから（潔癖症、または不衛生）：30票 ・お金がかかるから（交通費、手土産など）：18票 ・自分の時間が全くないから（リラックスできない）：56票 ・その他：5票 　最多の理由は「気をつかうから（精神的な負担が大きい）」で138票。精神的な負担が、宿泊を拒否する最大の要因であることがわかります。次に「自分のペースで過ごせないから（時間や行動の自由がない）」が87票、「自分の時間が全くないから（リラックスできない）」が56票と続きます。 「義両親とのコミュニケーションが苦手だから（会話や価値観の相違）」や「夫が頼りにならないから（嫁姑問題に無関心、手伝わない）」といった理由も、滞在を苦痛にしている要因として無視できません。これらの結果から、義実家への帰省は、精神的な自由が制限され、人間関係によるストレスを感じやすい状況であることがわかります。