鍼治療、マッサージ…女優・木村多江の“老化との付き合い方”とは「抗っているわけではなく…」
伊野尾慧&松本穂香W主演の新ドラマ『50分間の恋人』(ABCテレビ・テレビ朝日系/毎週日曜夜10:15~11:09)に俳優の木村多江さんが出演しました。
木村さんは菜帆(松本)が勤める会社のカリスマ経営者役で、ライバル会社の社員である晴流(伊野尾)と菜帆との恋に立ちはだかる、強烈なキャラクターを熱演しています。
趣味はキックボクシングで、日々戦闘能力を強化している杏野志麻(あんのしま)役について、「わたしと似ているところがまったくなかったです(笑)」と語る木村さん。しかし、戦う女性という意味では、共感とある種の学びもあったと言います。作品の話や近況について聞きました。
――本作は、AIだけが親友の変わり者イケメン(伊野尾)と仕事に夢中な堅実女子(松本)というチグハグな二人の“ズレきゅんラブコメディ”だそうですが、物語の全体的な印象はいかがでしたか?
木村多江(以下、木村):若いふたりの王道でかわいらしい“ズレきゅん”ラブストーリーがまずあって、そこへわたしたち大人がスパイスを入れ、少しリズムを付けていくドラマという印象を受けました。
ただ、大人が楽しめる部分もあったほうがいいのかなとも思いまして。わたしが演じる志麻は、当初は普通の社長というキャラクターだったのですが、物語にスパイスを入れる存在であったほうがいいと思ったので、たとえば「社長室で運動をしていたりするのはどうだろう?」とご提案してみたところ、ゴルフやボクシング、バッティングを普段からしているという、とてもアクティブな女性になりました(笑)。
――志麻との離婚原因を作った元夫・恭平(高橋光臣)は、ライバル会社の社長でもあるので志麻と激しく対立しますが、彼女の人物像についてはどのように理解しましたか?
木村:彼女は社長として成功していますし、自分の生きる道が明確にあり、それに従ってほしいという強い意志で会社を経営しているんです。時にワンマンな社長でもあるわけですが、その強さが前面に出ている役である一方で、よくよく見ていくと裏側にある弱さも見えてくる。弱さを持ちつつ、強く生きている女性をどう表現するか考えて演じていました。
――強烈な個性を持つカリスマ経営者というキャラクターを演じて、何か学びになることなどはありましたか?
木村:わたしと似ているところがまったくなかったのですが、戦う女性という意味では、わたしも戦って仕事をしている部分があるから一緒なので、見え方について考えました。
彼女のように強さをそのまま強さとして出してしまうと、まわりがそれに従わざるを得なくなる流れになってしまうので、強さは心の中で持っていて前面に出すものではないなということを、彼女を見て反対に学んだことではあります。強いからこそ優しくしなければならないですよね。そういうことって人って大事だなと思って。
――お芝居のお仕事は、戦いという受け止めなんですね。
木村:そうですね(笑)。でも誰かと戦っているのではなくて、自分と戦っている感じですかね。それをとても感じます。どのお仕事も同じかどうかはわからないですが、お芝居に関しては自分の弱さに負けてしまったりすると、なんでちゃんと自分自身に勝てなかったのだろうと思ったりすることがあるんです。
――それは妥協してしまうような感覚でしょうか。
木村:もうちょっとこうすればよかった……と気づいた後に、監督がOKと言われているのでよしとしてしまうようなこと。もちろん、時間の制約などがあり、繰り返すとなるとほかの人にも迷惑をかけるとは思いますし、そういうことが見えるようになっているから気遣いをしてしまうわけですが、追求すべきところはもう一度トライしたいと、言えないといけないなと思うんです。妥協しすぎてもあまりよくないことだなと。
木村さんは菜帆(松本)が勤める会社のカリスマ経営者役で、ライバル会社の社員である晴流(伊野尾)と菜帆との恋に立ちはだかる、強烈なキャラクターを熱演しています。
趣味はキックボクシングで、日々戦闘能力を強化している杏野志麻(あんのしま)役について、「わたしと似ているところがまったくなかったです(笑)」と語る木村さん。しかし、戦う女性という意味では、共感とある種の学びもあったと言います。作品の話や近況について聞きました。
“弱さを持ちつつ、強く生きている女性”をどう表現するか
お芝居の仕事は「自分との戦い」
――強烈な個性を持つカリスマ経営者というキャラクターを演じて、何か学びになることなどはありましたか?
木村:わたしと似ているところがまったくなかったのですが、戦う女性という意味では、わたしも戦って仕事をしている部分があるから一緒なので、見え方について考えました。
彼女のように強さをそのまま強さとして出してしまうと、まわりがそれに従わざるを得なくなる流れになってしまうので、強さは心の中で持っていて前面に出すものではないなということを、彼女を見て反対に学んだことではあります。強いからこそ優しくしなければならないですよね。そういうことって人って大事だなと思って。
――お芝居のお仕事は、戦いという受け止めなんですね。
木村:そうですね(笑)。でも誰かと戦っているのではなくて、自分と戦っている感じですかね。それをとても感じます。どのお仕事も同じかどうかはわからないですが、お芝居に関しては自分の弱さに負けてしまったりすると、なんでちゃんと自分自身に勝てなかったのだろうと思ったりすることがあるんです。
――それは妥協してしまうような感覚でしょうか。
木村:もうちょっとこうすればよかった……と気づいた後に、監督がOKと言われているのでよしとしてしまうようなこと。もちろん、時間の制約などがあり、繰り返すとなるとほかの人にも迷惑をかけるとは思いますし、そういうことが見えるようになっているから気遣いをしてしまうわけですが、追求すべきところはもう一度トライしたいと、言えないといけないなと思うんです。妥協しすぎてもあまりよくないことだなと。
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