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韓国人DJが絶望した「日本のテレビ」。『5時に夢中!』の卑わいな“内輪ノリ”は、なぜ炎上したのか

 韓国人DJのNight Tempoをめぐる問題で謝罪した『5時に夢中!』(TOKYO MX)。番組内の「わくわく!無職イズ」というコーナーで、Night Tempoをもじった卑わいなペンネームのハガキをそのまま放送したことから、Night TempoがMXが関わるイベントへの出演をキャンセルする事態に発展しました。  Night Tempoは自身のXで、〈人の名前を下品にしてテレビに貼ることが日本では大丈夫ですか?〉と呆れ気味にポストし、番組の制作姿勢に疑問を呈していました。

三者間の信頼で成り立つ「ギリギリ」のユーモア

0319_5時に夢中!

画像:TVerより

 出演者の歯に衣着せぬ発言と際どいジョークが飛び交う『5時に夢中!』は、一部で熱狂的な支持を集める番組です。  制作、出演者、視聴者による強固な“内輪”の関係性と、そこから派生する信頼感やお互いを理解し合うことで育まれる面白さが、他の番組とは一線を画しているのです。  たとえば、マツコ・デラックスが若林史江に面と向かって「ブス!!」と言うとき。そこに2人の間で成立するコードがあり、そのギリギリのところを狙ったトークだから面白い。同時に、その「ギリギリ」は、『5時に夢中!』の視聴者も共有しているものです。そうした三方向からの共通認識があって、はじめてどぎついユーモアや下ネタが成り立っている。

「内輪」の外側に向けられた無遠慮な刃

『5時に夢中!』が醸し出す良い意味での内輪感は、こうした空気によって保たれているのです。  そう考えると、今回ネタにされたNight Tempoはどうでしょうか。彼はこの「内輪」には属していません。全くの部外者であるにもかかわらず、自らの関与しないところで、このどぎついユーモアや下ネタのフィールドに引きずり込まれてしまいました。だからこそ、自らの名前をおもちゃにされたことに異を唱えたのです。  一部ネットユーザーからは、「この番組はこれがいいんだよ。これからも応援します」とか、「この程度で怒るとは、ネタにマジレスみたいでカッコ悪い」と、Night Tempoのリアクションに冷ややかな意見もありました。「名前をネタにされるのはそれだけ認知されているということ。有名税みたいなもの」という理屈です。
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「言論の自由」というスローガンへの呪縛
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