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「おひとりさまってめちゃくちゃ楽しい!」老後や親の介護の不安を消し去る、人生100年時代のご機嫌な生き方

「人生100年時代」と聞いて、あなたはどんな気持ちになりますか。 「老後のお金はどれだけあればいい?」「親の介護はどうしよう」「もしも病気になったら……」――。寿命が延びたことを喜ぶよりも、そんな漠然とした不安が頭をよぎる人は少なくないでしょう。おひとりさま女性にとっては、なおさらかもしれません。「今は元気に働けているけれど、20年後、30年後、私はどうなっているんだろう?」 そんな私たちに、「不安は、正体をはっきりさせて一つずつ片づければいい」と語るのが、今年59歳を迎えたメンタルコーチで作家のワタナベ薫さん。そうすれば、「残りの人生は遊園地で遊んでいるようなもの」と話します。
ワタナベ 薫「おひとりさまの生存戦略 人生100年時代をご機嫌に生きるスキル」(扶桑社)

ワタナベ 薫「おひとりさまの生存戦略 人生100年時代をご機嫌に生きるスキル」

自身も離婚を経験し、おひとりさまとして人生を楽しむワタナベさんに、不安との向き合い方から、人とのつながり、年齢を重ねることの意味など、新刊『おひとりさまの生存戦略 人生100年時代をご機嫌に生きるスキル』に込めた思いとともに、未来への不安を楽しみに変えるヒントを伺いました。

実は「おひとりさま」ってめちゃくちゃ楽しい

――「人生100年時代のおひとりさま」をテーマに本を書こうと思ったきっかけを教えてください。 ワタナベ薫さん(以下、ワタナベ):直接のきっかけは、同じような時期に4人の編集者さんから「将来に不安を持つ独身女性たちのための本を書いてみませんか」とお話をいただいたことです。 私自身、10年前に離婚しておひとりさまになったとき、いろいろ不安になることがありました。それこそ、「経済的にやっていけるだろうか」とか「親の介護や看取りはどうしよう」から、「瓶の蓋が開かないときにどうしよう」まで(笑)。そこから少しずつ将来に備えることを始めたのですが、終わってみれば「おひとりさまって、すごく気楽でめちゃくちゃ楽しい!」となりました。 そんな経験があって、4人からお話もきたということは、やっぱり皆さん不安なんだなと。それで、「いやいや、ちゃんと楽しい人生が待っているよ」ということを伝えたくて本にしました。
ワタナベ 薫さん

ワタナベ薫さん

――「人生の後半戦をどう生きるか」ということを、単なる精神論ではなく具体的な方法論として示されているのが特徴的です。 ワタナベ:将来の不安って、すごく漠然としていますよね。漠然としているから妄想がどんどん膨らんで、事実と向き合えなくなる。ダイエットしなくちゃいけないと思いつつ、怖くて体重計に乗れないのと同じです。 でも、例えば「老後資金」と「孤独感」が問題なんだと分かれば、自分には対処すべき二つの問題があるという事実だけになり、わけの分からない妄想に悩まされることはなくなります。そして、問題に対処ができれば、残りの人生はもう遊園地で遊んでいるようなものです。そうなるための方法について、すごく具体的に書きました。

漠然とした不安からは「書くこと」で抜け出せる

――遊園地の人生を送るため、まずは問題をはっきりさせて対処してしまおうと。 ワタナベ:そうなんです。人が悩むのは、思考が止まっているときだそうです。思考が止まり、次に何をして良いか分からず行動が止ってしまう。不安も同じで、漠然としているから先へ進めなくなるのです。 逆にいえば、何が不安かはっきりさせることができれば、じゃあこれを解決するには……となる。そのようにして最初の一歩を踏み出すことができれば、あとは慣性の法則で、どんどん進んでいきます。 ――とはいえ、自分の問題に向き合うのはちょっと勇気が要ります。 ワタナベ:そこは頑張っていただいて(笑)。私が行っているコーチングでも、「頭では分かっているんだけど、でも……」と言って動けない人がよくいますが、そんなとき私は、「じゃあ、そこでずっと居てもらって良いですよ」と言っています。厳しいようですが、動かなければ何も変わりません。 ――最初の一歩は、具体的にどこから始めれば良いですか? ワタナベ:まずは書くことです。自分は何が不安なのか、気づいたことを手帳などにそのつど書いていきましょう。スマホのメモ機能や録音機能を使っても良いと思います。これなら5分10分でできるので、あまり負担にならずに始められると思います。 不安を文字にして視覚化すれば、自分の現在地点が分かり、ゴールに到達するための方法も見えてきます。その方法はひとつではないはずなので、思いつく限りの方法を挙げていく。そして、「これがダメなら次はこっち」というように一つずつ実行していくことで、少しずつ対処ができて、不安も減っていきます。具体的にどう対処していくかは、お金、孤独感、健康、介護や看取りなど、テーマごとに詳しく本に書いてありますので、読んでみてください。
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母親の看取りが教えてくれた「準備する勇気」
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