ハリウッドでの45歳以上出産ブーム、高齢出産はお金のあるセレブの特権?
オスカー女優のレイチェル・ワイズが48歳で妊娠したことが発覚、ハリウッドセレブの超がつく高齢出産に再び注目が集まっています。

こうしたセレブたちの超高齢出産ブームは、ハリウッドではもう何年も前から始まっています。
記憶に新しいのは、何と言っても50歳で初産を経験した歌姫ジャネット・ジャクソン(現51)。待望の息子を産んだと思ったら、大富豪の夫とすぐに離婚してしまったのも大きなニュースになりましたよね。
他にも少しさかのぼれば、46歳で第二子を出産したハル・ベリー(現51)、48歳で双子を授かったジーナ・デイヴィス(現62歳)、49歳のときに長男を出産したローラ・リニー(現54)と、実に多くのスターがオーバー45での出産を成功させています。
今回、ハリウッドの超高齢出産の仲間入りを果たすレイチェル・ワイズの夫は『007』シリーズのジェームズ・ボンド役でお馴染みのダニエル・クレイグ(50)。
レイチェルは『ニューヨーク・タイムズ The New York Times』のインタビューに答え、「もうすぐ(お腹が大きくなったところ)を見せられると思うわ。ダニエルと私はとても幸せ。早くこの子に会いたいわ」と語り、結婚7年目にしてようやく現夫との間に第一子を授かった喜びを語りました。
実は二人には前のパートナーとの間にそれぞれ子どもが一人ずついるため、レイチェルにとっては今回が初めての妊娠というわけではありません。
しかし、高齢出産王国ハリウッドと言えども45歳を過ぎてからの妊娠は話題性が高く、パパラッチたちは妊婦らしくふっくらとした彼女の腹部の写真を収めようと必死になっているようです。
ただ、こうした高齢出産は「お金も時間も潤沢にあるセレブだから出来ること」だと肝に命じて置かなければいけないかもしれません。
誰も情報を開示していないので断定はできませんが、彼女たちが自然妊娠したというのはやはり年齢から言って考えにくく、お金をかけて不妊治療に励んだり、または丸岡いずみ・有村昆夫妻のように代理母出産で子供を授かったりしたハリウッドセレブは少なくはないと言われています。

Alice Mclean 著「Rachel Weisz: 195 Success Facts – Everything You Need to Know About Rachel Weisz」Emereo Publishing
45歳以上の出産もハリウッドでは珍しくない?

ジャネット・ジャクソン
ハリウッドセレブは率先して不妊治療を語るべき!
実際、ジャネット妊娠時に『USウィークリー US Weekly』は、「アメリカ女性の閉経年齢の平均は51歳。(妊娠当時)49歳のジャネットの卵子は1%以下の妊娠率しか持っていませんでした」という専門家のコメントを紹介。 その上で、彼女の妊娠について「おそらく若い頃に冷凍保存した卵子かエッグドナー(卵子提供)を利用して体外受精したものだろう」と解説していました。 さらに、妊活中の女性をサポートする非営利団体のサイト『クリエイティング・ファミリー Creating Family』では、超高齢出産したセレブたちが人工授精や体外受精など不妊治療していることを公表しない事実に触れ、「彼女たちには不妊治療がどんなものなのか、世間の人々にその知識を広める義務がある」という趣旨の記事を掲載。 影響力のあるセレブたちは、「具体的にどれくらいの労力とお金がかかるのか?」「どんなリスクがあるのか?」といった高齢出産に関する目を逸しがちなトピックも率先して語って欲しいと訴えていました。 Source: 「The New York Times」https://www.nytimes.com/2018/04/20/style/rachel-weisz-disobedience-movie.html 「US Weekly」https://www.usmagazine.com/celebrity-moms/news/heres-how-janet-jackson-could-have-gotten-pregnant-at-49-w205427/ 「Creating Family」https://creatingafamily.org/infertility-category/celebrities-truth-donor-eggs/ <TEXT/アメリカ在住・橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。



