32年間処女でも油断すればアソコは緩む【加藤はいねの『女の塊』第4回】

加藤はいねの『女の塊』 第4回 ~ゆるみについて~

処女,膣トレ 女性誌に「お風呂にはゆっくりつかったほうがキレイになれるよ」つって書いてあったので、そりゃもうつかりましたよ。親の仇くらいつかりました。盆と正月いっぺんに来たくらいつかりました。

 そんで、まあ出陣!とばかりにお風呂を出た瞬間に、ありえない場所から、ドボドボドボつってありえないくらいの湯が出て来たんですけど、なにこれ。

 ありえない場所っていうのは、ほら、女子たるもの誰しもが持ってる花園っていうか、芭蕉が描けない方の奥の細道っていうか、あれですよ。

 あれね、あそこね、近くて遠い国っていうか、国交が途絶えて久しい私の花園方面からね、突如、ドボドボお湯が出て来たわけですよ。もうね温泉湧いたかと思った。加藤温泉。

 で、多少ドボついたわけですが、すぐに止まったわけです。まさかと思ってね。これが噂に聞く急な尿漏れ?って思って。でも尿漏れで言ったら、「漏れ」で言い逃れできる量はとうに越えてますから。スメタナが見てたらモルダウできちゃうくらい出てたから。

 もう慌ててドボの一部を手に取って香りました。ソムリエかっつーくらいに。したらもう、さすが私、そこはグッと持ちこたえたみたいでラベンダーの香りなわけです。セーフ!何か分かんないとこから、分かんない汁が出てきたけど、ラベンダーの香りだったら、セーフ!

 って、胸を撫で下ろしてたんですけど、よくよく考えたら、完全に残り湯だなと。入浴剤が完全にラベンダーだったなと。

 ってことは、だ。あんなところから、突然モルダウみたいに残り湯が出てきたっつーことだ。……これは、大丈夫なの?

 そう思って、検索したわけです。「あそこ」半角スペース「水がドバドバ」つって。

 答えは、すぐに導き出された。もう、私にとっては衝撃としか言いようがないわけですが。一切の思い当たるフシや心当たりがないわけですが。あそこから水がドバドバ出てくるのは、「完全なるあそこの緩み!」だそうです。はい。

 いやいやいや、緩むはずがない。私に一片の緩みもあるはずがないのです。だって、あれですから。私あれですから。キツキツとかギチギチとかで有名な処女ですから。確かに、若干32歳っつー軽い年代物になってきてはいるけど、もう完全なる初物ですから。

 だからもうパッツンパッツンなはずなんですよ。人っ子一人、通したことがないわけですから。そこがね、私の知らない間に、ゆっるゆるってどういうことかっつーことです。職務怠慢もいいとこですよ。処女なのに緩々って、もうそれは、ただの怠け者じゃないですか。

 確かに!確かに、私はだいぶね処女膜を待たせてる。30年全然人こねぇーってボヤイてると思う。もう待ち疲れて、どっかに帰っちゃったかもしれない。あまりに人が来ないので、ノーガードになってるのかもしれない。でも、私が32年守ってきた場所は、決してそこにお風呂の残り湯を入れるためじゃないわけ。

 なにか、方法があるはず。って思って、インターネットをグルグルしてると、すげぇ作戦が出てきました。その名も「膣トレ」。

 もーざわつくよ。体中が。二の腕とか腹筋とかが「俺じゃないの?」つってる。そこはもうトレーニングとかとは無縁の場所だからね。ダンベルとか持ち上げられるとは、とても思えない場所だからね。ムキムキの膣とか、見たことないからね。

 でも、あるみたいです。トレーニングが。で、結構ざわついたんですけど。二の腕とかね「俺じゃだめなのか!」って直談判に行ったんですけどね。結局、見かねた膣の野郎がね、「いいよ、俺……やるよ」つったのでね。その日から丹下とジョー並みのマンツーマンで、トレーニングに挑んできたわけです。

 まあ、しいて言うと、トイレの時、途中で止めたり出したりする、っつーのが唯一無二のトレーニングだったわけですが。

 びっくりするくらい止まらない。もう誰も止められない。これ、止められる人いるの?っつーくらい出てる。止めようとしてるのが嘘のように出てる。

 この尿を止める力こそ、何を隠そう膣がしまるための力と同じらしいのですが。おい、膣、と。しまる気ゼロかと。今、寝てた?マーライオンくらい出てたけど、って。

 ゆるんだ理由も一目瞭然ですよ。私、生まれてこのかた、尿を途中で止めようと思ったことないわー。検尿の時も、手の俊敏な動きだけで乗り切ってたわー。どおりで「中間尿を取れ」とか無茶言うって思ってたけど、あれはみんな途中で一回止めてたわけね。毎回、101回目の武田鉄也のごとく、飛び込んで四方八方に飛び散りながら取ってたけど、あれはそんな覚悟でやるもんじゃないんだね。

 あとまあ、姿勢も大事みたいです。こう背筋を伸ばす時の筋肉がまた膣を鍛えるみたいで。私みたいに進化論のスタートから2番目くらいの中腰では乗り切れないらしいです。

 それから、風の噂で聞いたこととしては、肛門をね、閉めるようにするといいらしいとのこと。もう、これに関しては「閉まってるわ!」っていう以外にないんですけど。そこが開いてた試しはさすがにないわ!つって。それを友達に「さすがに肛門は閉まってる」みたいな話をしたら、「閉める感じのことだよ!」って言われて、「え、閉まってるし」って言って、「いや、閉まってるけど、グッと閉める感じ」って言われて、本日、肛門も閉めたことがないことがわかりました。はい。

 そんなわけで、女子たるもの、常に気を引き締めて、気じゃないところも引き締めていかないと、経験のいかんに関わらず容赦なく緩むっつーことを今回はお知らせしておきます。 <TEXT/加藤はいね>

【加藤はいね】
32歳。救命救急病棟勤務の看護師。プライベートはツンドラ。24歳のときに立ち上げたブログが、その文体、内容ともに喪女のみならず多くの人の支持を集めて一躍知る人ぞ知るブロガーに。現在執筆中のブログは、『私の時代は終わった』『エロマンティック』

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◆加藤はいね

32歳。救命救急病棟勤務の看護師。プライベートはツンドラ。24歳のときに立ち上げたブログが、その文体、内容ともに喪女のみならず多くの人の支持を集めて一躍知る人ぞ知るブロガーに。現在執筆中のブログは、『私の時代は終わった』『エロマンティック』

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