アイシャドーを使いこなせない!プロに習った6ステップ【後編】
せっかく新色を買ってもアイシャドーパレットを使いこなせていない……と感じたことはありませんか? 締め色だけが先になくなる、グラデーションのテクニックがわからず、アイホール全体に適当に淡い色をのせている、付属のチップと筆を持て余しているなど、これだけ毎日メークをしているのにもはや誰にも聞けない……と思っている人も多いはず。
そこで、まずいつものメークをプロに見てもらうことにしました。
⇒【前編】はコチラ
4)黒目の上に淡い色を
続いて、アイシャドー中央の淡い黄色(パーリーオーラ)を、黒目の上あたりに小さな円を描くようにのせます。通常はアイホール全体にのせるタイプの淡い色ですが、より目の縦幅を広げ、立体感のある目に見せる効果が期待できるんだそう。
5)アイホール全体にキラキラを
最後にパレット上部の色(スターダストシャイニー)をブラシに取り、先ほど丸く入れた淡い黄色の上からアイホール全体にポンポンとのせていきます。最後に下まぶた全体にものせて、目のキラキラ度をアップ。
「一番輝き度が高く、オーロラ感が出るパールを広い範囲にのせることで、瞬きする度に目元が立体的に見えます。最近のアイシャドーはやわらかいものが多いので、ブラシにやさしくつけて、毛先を一度手の上などで押さえてしっかり含ませてから、ポンポンとのせていくと、パールが散らばらずにきちんと付きます」(山田さん)
6)最後にマスカラを
最後にマスカラをつけると完成! グレーなのにスモーキーアイにならず、大人きちんと感あふれるアイメークに仕上がっています。
さて、改めて学んだメークのポイントは以下。
●目の周りのベースメークに手を抜かない
●アイラインの上に重ねるようにして締め色からのせる
●締め色を細く使いたいならチップ、質感を重視したいなら筆と使い分ける
●グラデーションは締め色→淡い色の順に重ねるだけでOK
本日教えてもらった上記のポイントを意識して、大人女子らしいきちんと感あふれるアイシャドーテクを実践してみてはいかが?
【今回担当してくれた資生堂ヘアメーキャップアーティスト・山田暢子さん】
1998年株式会社資生堂入社。現在、資生堂ビューティークリエーション研究センター所属。
資生堂の宣伝・広報活動のヘア・メーキャップを中心に、NYやパリ、東京コレクションなど多岐にわたり活動。これまでメーキャップブランド「マキアージュ」「Shiseido Makeup」などのカラークリエーションから商品開発、美容情報開発、ビューティーコンサルタントの教育までを担当し、現在は「ベネフィーク」に携わる。ウエディングから和装までと幅広く手がけ、多くのタレントさんからも信頼を得ている。ナチュラルからラグジュアリー感のあるメーキャップ表現を得意とする。
<TEXT/池田園子>

池田園子
86世代のライター。楽天→ITベンチャー→フリーに。恋愛、Web、アプリ、ガジェット、美容ネタなどを書く