ネイル代節約派が急増、セルフネイルサロンも登場
あなたはネイルをするとき、ジェル派ですか? それともマニキュア派?
いずれにしても、最近はネイルサロンに通うのではなく、セルフネイル派が増えているようです。
「リクルートライフスタイル・ビューティー総研」が2013年5月に発表した「美容センサス2013上期」によると、ネイルサロン利用者は女性全体の13.0%と少なめの結果に(20~64歳の女性5400人)。特に、20~34歳女性では、前年より5.7ポイントも少ない20.2%でした。
これに対し、マニキュアを使ったセルフネイル実施率(女性全体)は31.5%、ジェルライト・ジェルネイルキットを使ったセルフネイル実施率は6.5%と、ネイルケアは自宅派の方が圧倒的に多い結果となりました。
最近では、ネイリストの指導を受けながらセルフジェルネイルができるネイルサロンも増えているようです(たとえば、「Self Style(http://www.self-s.com/index.html)」=下北沢・西葛西や、「セルフネイルサロン ユーネイル(http://yunail.jp/)」=町田)。「Self Style」の例だと、全部自力でやる「セルフジェルネイルコース」が2100円、ネイリストにデザインを習いながらやる「サポートコース」が3150円と、プロの施術より安くすむことは事実です。
でも実際のところ、サロンケアと自宅ケア、どう使い分けているのでしょう? 働く女性を中心に、ネイル事情をインタビューしました。
◆ネイルサロンでジェルネイル派
「やっぱり、プロにやってもらったネイルは輝きが違う!」(営業・25歳)
「一度、『あの人はネイルがかわいい』というイメージがつくと、周りを裏切らないためにもやめられなくなる(笑)」(スタイリスト・32歳)
「仕事で失敗したとき、自分の爪を眺めたり、次のネイルのデザインを考えたりするとテンションがあがる」(営業・25歳)
ネイルサロンでジェルネイル派のこだわりは、仕上がりの美しさ。サロンへ向かうときのワクワクした気持ちを糧にしている人も多いのでは? ストーンなどを使ったアートや凝ったデザインを好む人はプロに任せるのが一番と考えているようです。
◆自宅でジェルネイル派
「ネイルサロンに通っていた時期もあったけど、持ちが悪く大体2週間くらいでダメになって。その度にサロンに通っていたら、お金がいくらあっても足りないと思ったので」(事務・26歳)
「確かにジェルはキレイだけど、とれかけてボロボロになってるのは逆に汚い。自分でジェルできるようになれば、気付いたときにリペアできて常にキレイに保てる」(企画・27歳)
「趣味がほしくて(笑)短期のネイルスクールに通いました。プロ並みだと自負していますが、正直時間かかるし、一人黙々と作業することになるので、暇な人じゃないとできないかも」(事務・25歳)
自宅でジェルネイル派は、節約志向。道具を揃える費用や技術を磨く時間など初期費用はかかりますが、長期スパンで考えると自宅で出来る方が安くすむかも。それに、ネイルサロンは行きたいときに必ず予約がとれるわけじゃないのも難点。とれかけたジェルを放置しておくくらいなら、自分でリペアできる方が女子力は高いかも!?
◆自宅でマニキュア派
「会社が厳しく、ネイルはベージュかピンクの単色のみしか許されません。抜き打ちでチェックされることも……。だったら普段は自爪で大人しくしておいて、休日に派手な色塗って遊べる方がいい」(金融・27歳)
「中学生の頃からマニキュア派なので、慣れている」(編集・28歳)
「ジェルは1ヶ月くらいもつけど、爪がのびると根元が自爪になりますよね。あれがイヤで。マニキュアだったらハゲても重ね塗りできるからラク」(営業・25歳)
マニキュアは、その落としやすさ・手入れのしやすさが一番の利点。マニキュア派はそこを重視しています。マニキュア派にはそもそもネイルケアに慣れている、という人も多くいるようです。
サロン派、ジェル派、マニキュア派。それぞれの意見はいかがでしたか? ネイルは結局、誰のためでもなく、自己満足のためにやるもの。自分が一番心躍るやり方で楽しむのが吉、といえるでしょう。 <TEXT/高野萌奈>
【美容センサス2013年上半期】
リクルートライフスタイル ビューティ総研
調査対象:人口20万人以上の都市に住む20~64歳の男女
(女性5400人、男性900人)
調査時期:2013年3月1~7日にインターネットで調査
サロン利用者が減っている

働く女性のネイル事情は

高野萌奈
ハヤりものと噂話に首をつっこまずにはいられないミーハーライター。OLの心を持つコスメフリーク兼万年ダイエッター