はまると通いつめてしまうタイプの私が、週3回のペースで職場近くのインド料理店に行っていた頃、お店のインド人女性が「お肌キレイね～」と行く度に誉めてくださいました。 　最初は客寄せのほめ言葉で挨拶のような、ちまたで言う「イタリア男は女に対し、とりあえずナンパするのが礼儀」的な感じかと思い「ありがとうございます！」と流していたのですが、通いつめると彼女の勤務シフトまで把握するほどお喋りをする仲に……。 　するとどうやら挨拶程度のほめ言葉ではなく、「日本人女性の肌は世界一綺麗」と言うのです！ 「そうなの!?」ってなりました。 　もう鎖国はしてないにしろ、島国で普通に生活をしていると自国の女性の肌が世界一なんて自覚は皆無。そのうえ百貨店の化粧品売場では、毎日肌のお悩みでご来店される方が日々絶えません。 　彼女いわく日本人女性の肌は、キメ、艶、潤い、色、すべてにおいてNo.1だと言うのです。吸い込まれるほどだと。 　なるほど自覚がないとはいえ、97歳まで生きた私の曾祖母などは、毎日畑仕事で日焼けしまくり、7人の子供を育て上げ、気がつけば50代にして１度たりともお化粧等はしたこともなく、そのまま一生涯を終えたのですが、日焼けしてたわりには目立ったシミもなかったし、シワも目の回りと口の回りくらいでお肌は全体的にツルツルしてました。 白川「なぁなぁ、曾祖母ちゃんさ、肌キレイやったよな!?」 白川母「昔の人やからな～化粧もしたことなかったし、何もせんかったんが良かったんちゃうか～？」 白川「ホンマに何もしてないん？」 白川母「顔洗ってクリームくらいちゃうの」 白川「マジで!? 何で顔洗ってたん？」 白川母「米ぬかやな～全身米ぬかで洗ってたで」 白川「米ぬか!!」 お米は日本人の主食!! 灯台もと暗しとはよく言ったものです。 曾祖母ちゃん、米ぬかで美肌だったのか!! 　という訳で「美人ぬか」で美肌美人になっちゃいましょう！ 　綿の袋に米ぬかが入っている「ぬか袋」で顔も体も全身磨きます。ぬか袋といっても米ぬかがそのまま入っている訳ではありません。米ぬかに含まれる美肌成分で、肌に潤いを与え乾燥や肌荒れを防いでくれる「オリザブラン」を抽出し配合。その他ビタミン、ミネラルも豊富でスキンケアとしては言うことなし！ 　そして意外と知られていない「米ぬかセラミド」にもご注目を！セラミドとは肌表面のバリア機能を司る表皮に存在している水分保持成分。これを米ぬか由来で肌に与えることができるのです。 　米ぬか本来の成分だけでも十分美肌は作れますが、この「美人ぬか」はそれだけではありません。なんと米ぬかに酵母を加え発酵させた「発酵米ぬかエキス」なるものも配合されており、保湿やバリア機能に関わる因子を増殖させ、肌が自ら綺麗になる力を引き出してくれる！ 「与える」ことと「引き出す」ことを同時にやってくれる!! 　米ぬかがたっぷり入った手のひらサイズの綿の袋をお湯につけてしっかり濡らします。清潔に洗った顔と体を、その綿袋で軽く肌の上を滑らせるようにマッサージ。ザラつきが出やすい小鼻の周りやアゴの辺りは念入りに。体もひじ、膝、かかとは少し力を入れて、ニキビが出来やすい胸元、背中も同様に。なんだか懐かしいお香の様な香りに包まれて、リラックスしながら肌がしっとりツルツルしていきます。 　綿袋からジワ～ッと滲み出る米ぬかはキメ細やかな泥でマッサージしているように心地よい肌触りです。 　潤いも与えザラつき汚れも取れるので、洗い上がりは一皮剥けた様にくすみが取れ、肌色は一段明るく艶ピカで透明度は格段にアップ！ 　1袋で顔だけ使用だと毎日使っても3週間くらい、全身を毎日で10日くらいでしょうか。 　40g×3袋 ￥756（税込） お安いっ!! ぜひ！ ＜TEXT／白川 凛 ＞ 【白川 凜】（しらかわ りん） 関西在住の40代、百貨店の現役美容部員。ナチュラルコスメでスキンケアアドバイザーとして15年、従事している。「高い化粧品を使っていると豪語する人ほど、綺麗な人が少ない」と気づき、お金をかけずに綺麗になれることを追求するため、日々、さまざまなスキンケアを自ら試している。WEBマガジン「milkik」では「美容部員の美容食」を連載中（http://milkik.com/）