「不倫ではなく親友です」“セカンドパートナー”という男女のカタチ

 本来のパートナーとは別に心を許せる相手である「セカンドパートナー」は、不倫とはまた違う新しい男女の形。多くの女性が異性に求める“気持ちの満足”を得られるというその関係は、すべてを欲しがる女の性(さが)が生み出した究極の関係なのかもしれません。

価値観の違いが生んだ夫婦の溝



 ミホさん(仮名・40歳)が3歳上のご主人と結婚したのは、今から7年前。ご主人からの猛アタックで、交際期間わずか半年ほどで夫婦となりました。

セカンドパートナー「私も主人もいい年だったので、はじめから結婚をチラつかせたアプローチだったんですよ(笑)。だから、“交際する=結婚”という意識は強かったですね。

 当時、私は長年つきあっていた彼と別れたばかりで失意のどん底にいたのですが、すべてを受け止めてくれた主人の懐の広さが決め手になりました」

 互いに30歳を超えた大人の付き合いは穏やかで、結婚生活も満たされるものだったといいます。そんなふたりの関係にわずかなすれ違いが生じはじめたのは、結婚2年目を過ぎたころ。

「年齢的なことがあって妊活に励んでいたのですが、2年経っても子宝には恵まれなかったので不妊治療を提案したんです。でも、主人は『自然に恵まれなければ、ふたりだけの人生もいいんじゃない?』って。その後も排卵日や食事、体位などいろいろ意識しながら頑張ってみたんですけど、妊娠することはありませんでした。それが主人には負担だったのか、行為そのものができなくなっちゃったんです」

 赤ちゃんが欲しいミホさんと、自然に任せたいご主人。そんな価値観の違いが結果としてご主人をED(勃起不全)にしてしまったとのこと。それでも日常的なスキンシップや心のつながりは今までと何ら変わりなく、夜の営みを除けば、仲のいい夫婦そのものだったそうです。

「負い目を感じていたのか、主人は一段と優しくなりました。でも、それが私にはかえってつらかったんです。『こんなに大切にしてくれても、女としてはみてもらえないのか』って。憐れまれているような、女である私を全否定されているような気持ちになってしまったんです」

夫婦円満に欠かせない“セカンドパートナー”の存在



 愛情は感じるのに、体を重ねることなく過ぎていく日々。それは、ミホさんに“女としての自信”を失わせていったといいます。そんなとき不意に思い出したのは、長年つきあっていた元カレでした。

「元カレは情熱的な人でした。そのぶんケンカも絶えなくて別れてしまったのですが、今の穏やかな生活にはないあの激しさが恋しくなって、連絡してしまったんです」

 数年ぶりの再会を果たしたミホさんと元カレ。当時と変わらない笑顔を向けてくれた元カレに安心したミホさんは、心の内に抱えていた思いをすべて吐き出します。

「元カレは男目線で主人の気持ちを語ってくれ、私の魅力が問題ではなく、“子作り”がメインになったことが原因だと教えてくれました。私は今でも十分女らしく、別れたことを悔やむくらいだって。ずっと主人からほしかった言葉を元カレが代弁してくれたことで、ようやく胸の中のモヤモヤが晴れたんです」

 ご主人が優しさから言えずにいた本心を知り、気持ちと体のギャップも理解できたというミホさん。その日から、夫婦の問題を相談する関係が続いているといいます。もちろん、体の関係も。

「私の性格を熟知したうえで男性の気持ちをアドバイスしてくれるので、すごく参考になるんです。女友だちに話しても同情されるだけで解決しない内容だからこそ、今は元カレの存在がなくてはならないものになっていますね。主人と別れて一緒になるとか、そんな思いは一切ありません。でも、元カレがいなかったら主人との結婚生活は破たんしていたかも。主人の気持ちを代弁し、私の想いを酌んでくれる“セカンドパートナー”なんです

 愛しているのはご主人だけ。浮気ではなく、親友なのだと語るミホさん。ご主人で満たされない部分を元カレに満たしてもらい、バランスをとっているとのこと。

「体の関係も、主人との営みが復活するまでと決めています。女である自信を保持するために、今は元カレの求めが必要なので」

 浮気とセカンドパートナーの境界線は、本人のとらえかた次第なのでしょうか……。

<TEXT/千葉こころ PHOTO/Serge Black>

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◆千葉こころ

ビールと映画とMr.childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。

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