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椎名林檎系?“ひとの男”を欲しがる女性の言い分

 椎名林檎といえば、2000年に不倫略奪愛の末に一児をもうけるも1年余りで離婚。その後も数々の既婚男性との不倫愛が噂され、先日、これまた妻帯者であったパートナーとの第二子を極秘出産していたと報じられました(『女性自身』2013年9/17号)。
椎名林檎

椎名林檎のシングル『カーネーション』(2011)のジャケット。デビュー15周年の2013年は、11月にアルバムリリースやライブが目白押し

 15年前のデビュー当時、そんな「本能に生きる自分」を歌い上げる姿に衝撃を受けた少女たち(筆者もその一人です)も、今やアラサー。それなりの恋愛経験を経た現在、改めて“林檎的な略奪愛”には共感できるのでしょうか?  女性限定の完全匿名掲示板サービス「GIRL’S TALK」がアンケートを取ったところ(2013年9月上旬、「GTブログ」会員対象)、「ひとのオトコが欲しくなってしまう」と答えた“林檎系”は279人中43人と全体の15%にとどまり、「欲しくならない」人が85%と圧倒的多数にのぼりました。真っ向から対決する、それぞれの言い分を見てみましょう。

「ひとのオトコを取って何が悪い?」

 少数派の“林檎系”ですが、その意見はあくまで強気です。 「『彼女、彼氏、私のモノ』って何?って感じ。よりイイ男、よりイイ女を求めるのが遺伝子。ヤキモチはほどほどにしてほしい」(リサコさん、38歳・既婚) 「彼女や妻がいる場合、その方々がオトコをおいしく味つけしてくれているはず! 食べたくなります、その肩、指、ち◯こ」(リカさん、会社員) 「こっちに振り向かせて『なんだ、こんなセックスしてたんだ』とか『こんなおちんちんなんだ』とか、けっこう笑えた。『今の彼女と別れるから付き合って』って言われたら、もう興味なし」(ふみよさん、44歳・接客業)  人のオトコを振り向かせることで自分の価値が確認できる、もしくは“おいしいオトコどり”ができる、と考える彼女たち。そこに後ろめたさなどなく、ある意味清々しいほどの堂々ぶりです。もちろん、椎名林檎がこういうメンタリティかどうかは、まったくわかりませんが。

略奪経験から生まれた、複雑な思いも

 一方、欲しくならない派は「他人の男が欲しくなる人は、判断力がない人。実際に奪いにいく人は、さらに理性もない。自分では男が選べないから、お墨つきのものが欲しくなる」(キャロラインさん、29歳・既婚)と理性で対抗します。  しかし、そんな優等生ばかりではありません。実は、かつて略奪した(しようとした)経験から「二度とゴメンだ」と考えている人も多いようなのです。 「未婚の頃、好きになった人は既婚だったり彼女いる人ばかりだった。言い寄られるのは得意じゃない。断れないから」(ジェイミーさん、22歳・会社員) 「過去2回、彼女持ちに手を出そうとしました。彼女がいる人に手を出しても、独り占めできないっていうのは、プライドだけ一丁前にある私にはキツかったので、もういいです」(ももさん、33歳・会社員)  さらに、現在進行形の「略奪愛なう」にもかかわらず、「人のオトコが欲しかったわけではない」と持論を展開する人も……。 「彼と付き合ってるのは、彼が誰かのものだからじゃない。たまたま、そういう立場だっただけ。だいたい、彼は誰のものでもない。彼は彼」(メロディさん) 「人のオトコ(だからという理由で)は欲しくない。欲しくなるのは身体だけで、精神とかどうでもいいです」(ゆなさん、28歳・会社員)  必要なのはあなたの身体だけ――。なんだか、椎名林檎の歌詞にでも出てきそうな表現です。「欲しくなる!」と率直に答える人よりも、複雑な哲学(?)を秘めた彼女たちこそ、もしかしたら、真の“林檎系女子”なのかもしれません。 <TEXT/柚しょう子> ◆アンケート方法 「GIRL’S TALK」のブログサービス「GTブログ」を書いている会員に対して、お題として「人のオトコが欲しくなってしまう? 欲しくならない?」を提示。どちらかを選んだ上でその理由などを書いてもらう。上記は、そのコメントの抜粋(一部、省略・表現の変更があります)。期間:2013年9月上旬(9月28日時点で集計) ※「GIRL’S TALK」18歳以上の女性が完全匿名でホンネを炸裂させるネットコミュニティ(スマートフォンのみ) http://www.ca-girlstalk.jp/
柚しょう子
83年生まれ。元代理店勤務、出産を機にフリーライターに。愛憎渦巻くネットの人間関係や、男女の生態ウォッチングが得意ジャンル
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