ギャン泣き、ママカースト…’13年・ママ流行語が寒々しい
2013年の流行語大賞は「じぇじぇじぇ」「お・も・て・な・し」など、わりとハッピーな4つの語が大賞に選ばれました。一方で、特定の人たちにとっての流行語というのもありますよね。
ママ向け情報サイト「Ameba mama(アメーバママ)」は、同サイトの会員626人へのアンケートで、「2013年の流行語」を選出しました。果たして、ママたちのあいだで流行した言葉は……。
<2013年「ママ流行語ランキング」トップ10>
Q:あなたにとっての、2013年の「ママ流行語」を教えてください。
1位 : 「ギャン泣き」(148票)
2位 : 「ロイヤルベビー」 (101票)
3位 : 「産後クライシス」(62票)
4位 : 「プレママ」(53票)
5位 : 「妊活」(45票)
6位 : 「ベビーカー論争」(30票)
7位 : 「スマホ育児」(27票) 「知育アプリ」(27票)
9位 : 「ママカースト」(22票) 「ワーママ」(22票)
1位に選ばれたのは、赤ちゃんがギャンギャン泣きわめくことを表す「ギャン泣き」。
「Ameba mama」編集部のコメントによると、「ママにとって、毎日向き合わなければならない『修羅場』をあらわすものであり、子育て中の女性たちには日常的に使われている言葉のようです」。
「もう何やっても夜中ギャン泣きでさぁ」というように使われ、「大泣き」より、はるかに“修羅場”感とイライラ感が伝わる「ギャン泣き」。ママたちのストレスが感じられます。
2位の「ロイヤルベビー」はイギリス王室の王子誕生にちなむハッピーな言葉ですが、3位の「産後クライシス」はこれまたシビアな言葉。出産後、どんどん夫婦仲が悪くなってしまう「産後クライシス」は、NHKの『あさイチ』でも取り上げられ、同名の新書も出版されています。
ひとりで育児を抱え込むママが協力しない夫にイライラし、さらにセックスレスなども重なり、離婚に至るケースもあるそうです。
また、6位の「ベビーカー論争」は、「満員電車にベビーカーを持ち込む子連れママは迷惑だ」という人と、そうせざるを得ないママとの間で勃発した論争です。
9位の「ママカースト」は、ママ友のあいだで「自身や子どもの身なり、経済状況、住環境などによってランク付けを図られることが多く、収入格差などの時事問題が反映されたワード」(「Ameba mama」編集部)。
高層マンションの何階に住んでるとか、子供服のブランドがどうとか、はっきり言ってくだらなすぎる理由で、ママ友同士が序列づけをする風潮を表した言葉で、ドラマ『名前をなくした女神』『夜光観覧車』などでも描かれています。
子供を産み育てるのはすごい偉業です。それなのに、「ママ流行語」ベスト10の中にこれだけ寒々しいワードが入ってくることに、現代のママたちが置かれたシビアな状況がうかがえるのかもしれません。
▼調査概要:
・調査名:「2013年の流行語」に関する調査
・調査対象:「Ameba mama」会員626名
・調査期間:2013年11月19日(火)~27日(水)
<TEXT/女子SPA!編集部>
ママたちのシビアな状況を反映?
