夏のサンダルでも足が臭~い!その原因と対策とは
梅雨も明けいよいよ夏本番! 暑くなると裸足でサンダルを履く女性たちが増えますよね。かわいいサンダルやミュールなどが出回っているので、夏ならではの足元おしゃれが楽しめます。
なにより、猛暑の中、せめて足元くらいは涼しくしていたい……よ~くわかります! でも、そこにはとても危険な落とし穴があったのです。

直ヌリ制汗デオドラント「デオナチュレ」を販売するシービックが実施した調査※によると、20~30代・男女208人のうち全体の約4割、女性の約6割が“夏はサンダルを履いていても自分の足のニオイが気になる”と回答しました。
サンダルは普通の靴に比べて通気性がよいにも関わらず、なんと足クサで悩んでいる女性が多いことが判明したのです。湿気がこもってしまう靴と違って、サンダルで足がクサくなるとは思っていなかった……という人は多いかもしれません。
けれども、女性がよく履くサンダルは、指と指に隙間がなかったり、指とサンダルの部分がくっついたままだったりで、汗が乾燥せずに残ってしまうそう。また、サンダルの素材は皮やビニールで作られていることが多いため、汗の吸収がとても悪く、汗が蒸発せずにいやなニオイを発してしまうのだとか。
サンダルを脱いだとき、なんかヘンなニオイが漂ってくるのは、そういうことだったんだですね!
足育研究会の代表であり、フットケア専門の皮膚科医でもある高山かおる先生のもとには、足のニオイの悩みで多くの方が来院するそうです。
高山先生は「夏は通気性のよいサンダルを履いていても油断は禁物」といいます。その理由はおもに下記の3つ。
①夏は、汗をかくとともにニオイのもととなる皮表細菌が増えやすくなる。特に、サンダルでは足指がくっつきぱなしになり、汗が乾燥せず残りやすくなる。つま先が狭いサンダルは特に注意が必要
②サンダルは素足で履くことが多く、汗が吸収されにくいため蒸れやすく、ニオイの原因になる
③素足で履くサンダルは擦れを起こすのでかかとの角質増殖の原因となる。角質が増殖すると、ニオイの元となる皮表細菌が増える原因になる。
高山先生は「そもそも足のケアが不十分な方が多いです。ニオイケアも同様で、十分に指の間まで洗浄するといった習慣がありません。そのことで夏になるとよりニオイやすくなる原因につながります」と語ります。
サンダルは、ニオイ対策という意味でも自分の足に合ったものを選ぶこと、足指一本一本を十分に洗浄することが大切だそうです。

通気性がいいサンダル。なのに足がニオう!
専門医が語る、足がニオう“本当の理由”

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