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「睡眠のゴールデンタイムは22~深夜2時」は嘘!?睡眠伝説のウソホント

快眠特集vol.3】  寝つきが悪いときには牛乳を飲む、22時~深夜2時が睡眠のゴールデンタイムなどなど、世の中にはさまざまな“睡眠神話”が存在しています。なかには、これらを信じて日々実践している人もいることでしょう。ただ、その真偽のほどは定かではありません……。  そこで今回は、睡眠神話の真偽について日本睡眠改善シニアインストラクターの安達直美さんにお聞きしました!
安達直美

睡眠改善シニアインストラクター・安達直美さん

人間の睡眠時間は7時間がベスト→△

「じつは、7時間程度の睡眠をとっている人は長寿が多いという統計結果(※)がでているのです。7時間前後の睡眠をとっている人は、そうでない人に比べて男女ともに5年後の死亡率が低いという統計結果(※)が出ています」  なんと、睡眠時間によって死亡リスクに差があるというのです! なにがなんでも7時間寝なければならないのでしょうか。 「7時間はあくまで目安。適した睡眠時間は個人によって異なります。まずは、睡眠が足りているかどうかを判断するのが先決です。たとえば、午前中はいつも眠いと感じているならば、睡眠が不足している可能性が高いので、そういう方は少しずつ睡眠時間を増やして、ベストな睡眠時間を見つけましょう」  また、適した睡眠時間は年齢によっても変化するとのこと。睡眠時間を探る旅は続くのですね……。 眠る猫

睡眠のゴールデンタイムは22時~深夜2時 →×

 なんと、睡眠のゴールデンタイムに関しては「×」! そもそも、ゴールデンタイムとは一体何なのでしょうか? 「深い睡眠をきっかけに分泌される成長ホルモンによってお肌の皮膚組織のターンオーバー(生まれ変わり)が促進されることを指して“お肌のゴールデンタイム”と表現されています。深い睡眠をとることが重要なので、時間帯が少々ずれても気にしなくて大丈夫です」  22時~深夜2時に成長ホルモンが分泌するわけではないんですね。では、何ゆえこの説が広まったのでしょうか? 「おそらく、ゴールデンタイムの説が出てきた時代は22時台の就寝が一般的だったことも関係しているようです。しかし、現代の日本人の平均就寝時間は0時を超えています。その場合は、毎日同じ時間に眠ることで、体が睡眠リズムを覚えて深い眠りに入りやすくなり、成長ホルモンの分泌を促すのです」  いくら遅い時間になろうとも、規則正しい時間に眠ることが重要とのこと。ゴールデンタイムは一日にしてならず、なんですね。
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「眠る前に牛乳」?「寝酒でぐっすり」?!
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