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元旦那からの結婚指輪を売る女は冷たい?もらい物を処分するか問題

おおしまりえの幸せな人生の迷い方】  恋愛ジャーナリストのおおしまです。 指輪「結婚指輪を売ることは、人としてどうなのか」 7年前に離婚した際の結婚指輪を売ろうとしたら、たったの8500円弱で驚愕…という記事を書いたら、多くの人から色んな声をもらうことになりました。 【前回記事】⇒元旦那からの結婚指輪を売ってみた。そのお値段にのけぞった  私個人としては7年前の離婚という結構前のイベントでたまたま手元に残ったものなので、すでに相手にも指輪にも特別な想いはありませんでした。  だからこそ、サラッと売ってサラッとコラムを書くことができたのですが、「何も思うことはない」とはいえ、指輪を売る経験でいくつか気づくこともあったので、書き記しておこうと思います。

いただきものを手放すのは悪いことではない

「物は物であり、ソレ以上でもソレ以下でもない」  指輪を売ったり、部屋の整理を行う中で、自然と物に特別な気持ちや、幻想を抱いていることに気づきました。  指輪を売った記事には多くの人が「大切な想いをそんなふうに……」とコメントを残していました。正しい主張に思えますが、「指輪の売却=人の気持ちを踏みにじる行為」と感じるなら、その人の中に「人からの気持ちはいつまでも大切に尊重し続けなくてはいけない」という思い込みがあるのではないかと思うのです。
指輪

※写真はイメージです(以下、同)

 私の場合は、そういった思い込みが、指輪ではなく家の中に溢れたもらい物で気づきました。カバンや洋服、本など「人からもらったものだから手放したら悪い」と勝手に判断し、ゴミ袋7袋分も溜め込んでいた。改めて考えると、心はかなり不健康な状態です。  もちろん、いただきものをすぐに売ったり、売ってはいけない物を売ってしまったら話は別でしょう。でも今回の指輪のように、7年前に手放すタイミングを逃したものだったら……それでも同じことがいえるでしょうか。  それと同時に、人からのもらい物に、過剰に感謝しすぎたり、逆に「失敗の教訓として」と持ち続けるのは、自分の心を締め付けるような気もするのです。
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指輪1つとっても話し合える関係を目指したい
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