コロナで“女子会離れ”が加速?「群れるより1人のほうがラク」
「若者の〇〇離れ」という決まり文句がありますが、最近、女性の「女子会離れ」もチラホラ聞くようになりました(もともと「女子会」という言葉自体が飲食業界のPR用に騒がれすぎただけなのですが)。女子会がないと楽でいい…と気づく女性は、今回の「飲み会自粛」で増えているかもしれません。
都内でPR会社に勤務する脊山智美さん(仮名・29歳)は現在、新型コロナウイルスの影響でテレワーク真っ只中。しかし、その少し前から女子会に距離を置くようになったと話します。
「それまでは月1回は仲の良い女友達で集まって飲み会とかしていたんですけれど、正直飽きてしまったというか……。
というのも、今の会社に転職して半年なのですが、以前は同じPR会社でも営業部にいたので服とか身なりにはそれなりに気を使っていたんです。転職してからは事務作業がメインになったので、だんだん服も適当になっていっちゃって(笑)。
女子会では友達が毎回、ニューオープンの店とか選んでくるから、服装にも一応気を遣わないといけないんですよね。そのためにわざわざ服を買ったりするのも面倒くさいなぁ……と思うようになっちゃって」と脊山さん。
「それに、雰囲気の良い店や食事を楽しむのが目的であって、毎回大して変わらない近況報告しかしていないことに気付いちゃったんです。それに加えて今はコロナで自粛でしょう。騒がれ始めた2月くらいからコロナを理由に女子会を断るようになって、それからしばらくしてテレワークになったので、このまま卒業しようと思っています」
しかし、今度は「リモート女子会」のお誘いが脊山さんのもとに来るようになったというのです。
「女子会メンバーに誘われて1度だけオンラインで女子会をやったのですが、みんなテレワークなのに自宅でもメイクバッチリでなんですよ。どうやら、いつリモート会議が入っても良いように自宅でもちゃんとしているようで。比べて、私はスッピン+メガネでさらにスウェット……女子会メンバーにも苦笑されましたね……。
わざわざリモート女子会のためにメイクするのも面倒臭かったので『わざわざ顔見なくても電話で話せば良くない?』と言って参加するのをやめちゃいました。だって、電話だったらどんな服装でもいいし、眠くなったら切ればいいじゃないですか。今まで外で飲んでいたのが信じられないくらい、面倒臭がりになっちゃいましたね(笑)」
今回の自粛を受けて、脊山さんのように家飲みのラクさに気付いてしまった……という人は多いといいます。女子会離れが進んでいるという女性は他にもいます。
転職を機に女子会が煩わしくなる
リモート女子会でもメイクバッチリの友人ら

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