「Mはリモートワークになってから、感染予防のために買い出しも3日おきにし、そのついでに母親の様子を見に行く時しか外出しないので、自炊をするようになったのですが…あまり上手に作れなくて、結局卵かけご飯ばっかり食べているみたいなんです」
彼は美味しいご飯が食べたくて、炭を入れて炊いたりと工夫して楽しんでいるんだとか。
「でも、みるみる太ってきちゃって…画面越しに姿を見る度にちょっと笑ってしまいます」
ですが恵理菜さんは、太ってしまい二重アゴになってきたMさんをとても愛おしく感じています。
「Mはすごく真面目に、外出は最低限にしていて感染しないように努力しているんですよ。なので江ノ島やパチンコ屋に人が集まっているニュースを見る度に、あぁMみたいな誠実な男性が恋人で嬉しいなぁと、つい思ってしまいます」
とはいえ、太り過ぎも身体に悪いので、恵理菜さんが簡単なレシピを教えてあげたり、スカイプ越しに一緒にスクワットなどを一緒にするようになりました。
「どんどんテディベア化していくMの体型がおかしくて、いつも爆笑しながら一緒に運動しています。会えないのは寂しいし辛いですが…この騒動を乗り越えて、さらに絆を深めたいと思います」
「はやくコロナが収束して、あのフカフカしてるMのお腹を触ってみたいなと毎日考えていますね」と笑う恵理菜さんなのでした。
<文&イラスト/鈴木詩子>
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鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
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