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ハマる人続出中、タイのBLドラマ『2gether』の魅力をファンが全力で語る

 いま、タイのBLドラマがアツい…いや、激アツなことを、ご存じだろうか。  TwitterにはタイBLにハマったファンの人たちが素晴らしいステマシートを作成し拡散することで初心者にもわかるように説明してくれているだけでなく、周りのリアルな友人たちも、揃って「タイのBLドラマが面白いらしい…」と呟き始めている。
 そして、出来心で布教された、テレビ局公式のYouTubeをクリックしたが最後、あっという間に時間の概念が崩れ、一気にハマってしまう人が続出している。しかも今の自粛期間、おうち時間が拍車をかけ、世代を超えて、そして今までBLに全く触れてこなかった人たちの心もグッと掴んで離さないのだ。

イチオシはコレ! 『2gether The Series』

 実は、タイでは人気小説が原作のBL作品が過去にもドラマ化されており、その土壌はしっかりと作られてきた。しかし、今になって、日本でここまで話題となったのは、今年の2月からオンエアされている、『2gether The Series』が一役買っている。
 ちなみに、公式のYouTubeで配信されているドラマの日本語字幕は、ボランティアのファンクラブたちの人たちがつけてくれるのでご安心を。その労力に、心から感謝します。  今作は、クールでいることを大事にしている、見た目を気にしながらも、愛されキャラの“Tine”(Win)が、粘着質なゲイのGreenに付きまとわれ、違う学部の硬派でイケメン、バンドではギターを演奏するモテ男“Sarawat”(Bright)に、“Green”を諦めさせるために「偽の彼氏になってほしい」とお願いするところから始まる。  最初は急に近づいてきたTineに対して怪訝な態度を取るが、Tineの必死なお願いの連続で引き受けることに…。

イケメン2人の“甘々シーン”に悶絶

 と、ここまではよくある話に見えるが、合間、合間にふたりのなかで交わされる言葉やしぐさがたまらないのだ。ツンツンしていたSarawatが自然とTineの頭をポンポンと触ったり、Tineの言葉足らずなお願いのせいで友達にもなっていないのに「僕の彼氏になって!」とお願いしたり、好きな音楽を有線のイヤフォンを分けて聴いたり…。
 さらにカップルになってからは180cm越えのふたりが小さなソファでバックハグをしながら眠ったり、観ているこちらが毎回「は!? 何て!?」と発狂してしまうほど悶えてしまうシーンが溢れている。  さらに、惹きつけられるのが、付き合っていないのにお互いが勘違いをして嫉妬をして、拗ねたり、困らせたり、試したりと、「もうこれ以上! やめて! 幸せになって!」と泣いてお願いしたくなるほどのピュアで少し懐かしさも感じる、全盛期の月9顔負けラブストーリーになっているところ。  主人公2人だけでなく、登場人物のサイドストーリーにもしっかりと伏線が張られ、その伏線をぬかりなく回収していきながら、ふたりの恋路を描いているからこそ、ドラマに深みが加わり、物語として、しっかりと楽しめるのだ。  そして、人を愛すること、相手に好きになってもらいたいがためにしてしまうこと、失敗すること、そして自分らしくいられないことに戸惑うこと。そんな恋愛のすべてが、この作品にぎゅっと詰まっている
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とにかく顔がいい主演の2人
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