まずは注意点からです。
「カパラバディ呼吸法は非常に高度な呼吸法なので、心臓疾患、高血圧、妊娠中、生理中などの方はやっていけないと言われています。また、食後を避け、必ず空腹時に無理なく、行ってください」(有紗先生)
それを踏まえて、姿勢作りから。
床に胡坐をかいて座るか、正座になります。
お尻の肉は両方ともお尻の下にしっかり入れます。骨盤は、立てる意識でまっすぐにして、背筋を伸ばして頭の上から糸がつられているイメージで背骨からまっすぐになります。
そのまま肩を後ろに一度回し、すとんと下に落として肩の位置を正したら手をリラックスさせます。
※写真はイメージです
姿勢ができたら、
呼吸に入ります。
肩、首、お腹の力を抜いたら、軽く鼻から息を吸い、お腹を膨らませていきます。そして、お腹をへこませながら、鼻から息を強く「フッ! フッ! フッ! フッ! フッ!」と、吐き出します。
一秒間で1回~2回息を吐き出すくらいの速さです。始めは、ゆっくりと自分のペースで1~2秒間に1回呼吸するイメージで10回~30回、繰り返して練習します。
※写真はイメージです
慣れてきたら、
1分間、この呼吸を続けてみましょう。
すると腹筋が使われるだけでなく、鼻の通りがよくなるうえ、頭の辺りまでしっかりと空気が行き渡る感覚になります。
さらにこの1分間のセットを2~3回行うと、呼吸をしただけなのに軽いエクササイズをした後のように、体全体が温まり顔もすっきりするのです。
実際のところは、1分呼吸をするだけなので、運動のコスパとしては凄く良いのではないでしょうか。「インド人ってやっぱりすごいな~」と改めて思いました。
しかもこの1分間の呼吸を3回もやれば、かなり「腹筋を使った」感が得られるので、スペース的に寝て行う腹筋ができない人には本当にオススメです。
なお、方法をしっかりと知りたい人は、このところ増えてきているネットのレッスン動画やオンラインレッスンをチェックしてみてくださいね。
ストレスが溜まりやすい日々が続いていますが、無理なき範囲で、快適な体づくりをしていきましょう。
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「美活(今さら)始めました」―
<文/にらさわあきこ>
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