「おしりの筋肉」を伸ばして、“自分史上最高の体”をゲットする方法
スクワットに腹筋、メリハリボディをつくるためには努力は必要。誰もがそう信じているはず。ところが「お尻を伸ばして整えてあげるだけで、ぜい肉は自然に落ちていきます」って、知っていましたか。
『1分おしり筋を伸ばすだけで劇的ペタ腹』(学研プラス)の著者、Naokoさんは見惚れるほどの美ボディ。42歳、3児の母でありながら「自分史上最高の体」と言うではありませんか。その秘訣、おしえてほしい!
おしり筋=おしりの筋肉と言われても、ピンときませんよね。しかし本書によると、「お尻は体の土台。お尻の筋肉を使えていないと体じゅうにゆがみが発生するのです」と言うではないですか。
さらに「体がゆがむと、筋肉をまんべんなく使えず、怠ける筋肉と過剰に働く筋肉が出現します。筋肉が怠ければ、そこにどんどん脂肪がついていきます」とのこと。
確かに、お尻は体のまんなかにあって、歩く、立つ、しゃがむ等、基本的な動作で酷使している部分。とはいえ、お尻をさわってみると弾力はあるのにやわらかいですよね。鍛えるイメージとはほぼ遠い、と思っていませんでしたか。
そもそも本書は、ハードに鍛えるのを目的にしていません。「おしり筋を伸ばすだけ」のシンプルエクササイズ。しかも、たった1分。これなら絶対に続けられそうですよね。
エクササイズに入る前に、現在のお尻がどんな状態か、本書に習ってチェックしてみましょう。その名も「お尻筋ダラけ度チェック」!
☆筋力チェック
<やりかた&診断>
うつぶせになり、左右のかかとをつけます。ひざは外に開くこと。そのままお尻の力で脚を上げましょう。ひざが閉じたり、重心を前にズラし腰を反って上げるのはNG。恥骨を床につけたまま上げられれば合格です。
☆左右差チェック
<やりかた&診断>
脚を開いて座り、左右の足裏を近づけます。足首の下に手を入れ、脚を開く力で手を押しましょう。手に感じる圧が左右で異なるなら、お尻の筋力や股関節の硬さに左右差がある証拠です。
私も両方チャレンジし、両方ともかろうじて合格。筋力チェックですが、実感としては思ったほど脚は上がりません。かえって無理をすると腰を痛めそうでしたので、「上がった」と実感するくらいでちょうどいいと思います。
左右差のほうですが、こちらは日常生活の癖によって左右差が出てしまう気がします。左右差を確認したら、普段の体使いを見なおしてみるのもいいですね。いずれにしても、次に紹介するエクササイズで、あなたのお尻が生まれ変わるはず。
女性の人生で無視できないのが骨盤。本書のエクササイズで私が「気持ちいい!」と感激したのが、まさしく骨盤にスポットを当てたもの。「骨盤内の筋肉を目覚めさせる」と「骨盤を引き締める」、このふたつを紹介しますね。
☆骨盤内の筋肉を目覚めさせる
※左右各3~5呼吸
1 横座りになる
ひざを左にパタンと倒して座る。このとき左足を右太ももの下に入れないよう注意。足裏を右太ももにつける。
2 右のお尻を床につける
息を吐きながら、浮いている右のお尻を床に近づける。頭と首を上に伸ばし、座骨を立てること。反対側も同様に行う。
わりと単純なポーズですが、太ももからお尻の筋肉が心地よく伸びているのを感じませんか。左右のバランスがやや崩れていたり、股関節がかたい人には少々つらいかもしれませんが、じょじょに慣らすと気持ちいい感覚がやってくると思います。
自分のお尻をチェック
横座りお尻筋伸ばし
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