「なんか不調」なときの簡単エクササイズ。座ったままできる
「正しく座れば、体は若返る」。家にいる時間が長くなりがちな今、どうしても運動不足になってしまいますよね。でも、座るだけで若返るなら、今がやりどきではありませんか。
『全身の不調が消える すごい座りトレ』(KADOKAWA)の主旨は、とてもシンプル。「筋肉や関節のズレを元の位置に戻してあげれば、体は若返り、見た目もよくなります」と、著者でアスレティック・トレーナーの本多奈美さんは断言します。なんと、「腰痛には腹筋を、ウエストを絞るにはおなか周りを動かす、などの情報はすでに古い」とバッサリ。
今まで苦しいくらいに筋トレしてきた人には物足りないかもしれませんが、おうち時間が長いために太り出してしまった人には朗報です。座ってできる簡単トレーニングで、若さと見た目がアップデートできるのですから。
ではなぜ、正しく座るだけで体の機能が向上するのでしょうか。そのカギを握るのが、足の裏と足の指。本書によると、「足の裏とお尻の筋肉は連動して働くので、脚全体の筋肉がこれまで以上によく働きます」。さらに、「足の指が自由に動かせない状態でいると、姿勢や身体のバランスが崩れる原因となります」と驚きの事実。
つまり、個人的に激しい筋トレが無駄だとは言いませんが、まずは足の裏と足の指を整えるほうが先!ということでしょう。体の部位の中で、足の裏と足の指はかなり地味な存在。今回はじっくりと、自分の足と向き合ってみようではないですか。
歩いている限りは足の裏は地に着いているよね、なんて舐めてかかってはいけません。
本書に習って、「正しく足の裏を地につける」を私も実践してみました。ポイントは「親指の付け根・小指全体・かかとの外側」の足の裏3点を地に着けること。やりかたを本書から抜粋してみました。ではさっそく、レッツ座りトレ!
1 足の裏3点を地に着ける
足幅を少しあけてイスに座り、指をめいっぱい開く。次に、親指の付け根、小指、かかとを床に着けたまま、そのほかの足の指を床から浮かせる。
※膝頭をくっつけないように注意
2 かかとの上げ下げを繰り返し、さらに足の裏を鍛える
指を思い切って開いて、親指の付け根、小指を地に着けます。そのまま、ゆっくりとかかとを上げ下げしてください。
※反動をつけずに、ほんの少しだけ床から浮かせるのがコツ
実に単純な動きです。余裕でできる、って思いますよね。ところが実際にやってみると、ふくらはぎから下腹が熱くなるくらい効くのです。足の指はまるで意思があるように、なかなか言うことを聞いてくれませんし、脚の筋肉を庇おうとするのか、勝手に膝頭が閉じそうになります。そこをグッとこらえて、かかとの上げ下げを繰り返すと、ウエストまで引き締まってくる感覚がありますよ。
ポイントは足の裏と足の指
「正しく足の裏を地に着ける」エクササイズ
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