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年収95億円…“世界で最も稼ぐ俳優”が750円でオファーを受けたワケ

 昨年度「世界で最も稼ぐ俳優」に選ばれたロック様ことドウェイン・ジョンソン。ドラマ1話あたりの出演料は約7500万円といわれ、映画出演料やその他の収入を合わせると1年間で約95億円を稼いだといわれている。そんな破格のギャラを得ているドウェインがこのたび、約750円で仕事の依頼を引き受けたことが話題となっている。

高校生から7ドルでスピーチの依頼を受ける

ドウェイン・ジョンソン

ドウェイン・ジョンソン

 6月初め、トランプ米大統領を暗に批判し、真の指導者を求めるスピーチをSNSに投稿して注目を集めたドウェイン。15日(月)、新たな動画を投稿し、カメラに向かってこう語りかけた。 「あなたはどこにいるんだ? 僕は指導者のことを言っている。その指導者はどこにいる?」 「僕たちの国が打ちひしがれ、完全に崩壊しているこの時に、国のために立ち上がってくれる僕たちの指導者はどこにいるんだ?」 「僕はその答えをくれる手紙を受け取った」  ドウェインがここで言っている“手紙“とは、フロリダ州ポンパノビーチ高校の生徒会長であるロレイン・アンジェラコスさんから受け取ったもの。アンジェラコスさんは、今月初めSNSに投稿されたドウェインのスピーチに感銘を受け、手紙を送ったのだという。手紙には、こう綴られていたそうだ。 「あなたは、私たち若者のインスピレーションだと思います。努力とポジティブさ、根気があれば、どれほどの険しい道でも克服できることを教えてくれます」 「だいたいは大学を終える時に著名人などが祝辞を頼まれるのでしょうが、大学へ進む余裕のない学生達がいる高校の卒業式にこそそれが必要だと思います」 「あなたのような人の助けで、インスピレーションを与えることができます。彼らは、あなたというインスピレーションを今受け取るだけの価値があるのです」  そして、アンジェラコスさんは7ドル(約750円)と共に卒業式への祝辞をリクエスト。これに応えるかたちでドウェインは15日に動画を投稿し、その手紙を紹介するとともに、新型コロナウイルスの影響で卒業式ができない学生達へエールを送った。
 その手紙に心を動かされたドウェインは動画の中で、祝辞を述べるのにギャラなどいらないが、7ドルを受け取ったことが「取引を固めた」と語っている。

「世界で最も稼ぐ俳優」になぜ7ドル?

 ところで、アンジェラコスさんはなぜ7ドルを同封したのだろうか?  実はドウェイン、学生時代からアメフトをやっており、プロの道を目指すも挫折した経験を持つ。26年前にはカナダのフットボール・リーグ(CFL)から契約解除され、文無しの状態になったともいわれている。その後プロレスラーに転向し、映画出演をきっかけに俳優へ。いまや「世界で最も稼ぐ俳優」にまでのぼり詰めた。  道半ばで挫折し、新たな道を歩み始めたとき手にしていたのが7ドルだったというドウェイン。2016年に「世界で最も稼ぐ俳優」に選ばれた際、ツイッターにこう投稿している。 「僕は7ドルでスタートしたんだ。僕が乗り越えられたんだから、君たちにだってできるさ」  自身の軌跡が人々に希望を与えることを願っているというドウェイン。その想いは、確実に若い世代にも届いているようだ。 <文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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