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「“普通の男性”でいい」という女性は結婚できない…34歳女性が見た婚活地獄

「う~ん。でも~、私が会いたいと思っていると勘違いされても迷惑だし」 「勘違いさせておけば? 真由美さんは向こうが誘ってくるなら、『しょうがないなぁ。そこまで言うなら会ってあげてもいい』って思っていない?」 「……そうですね。女性から誘うってありなんですか?」 「ご飯ぐらいありだよ」  こうして、愚痴と不満を言っているうちに20代が終わったのでした。

30代で始めたアプリはまさに地獄……

スマホ 30代になり合コンの誘いも減り、マッチングアプリを利用するようになった真由美さん。そこで、今まで出会ったことのないような男性と出会うように……。 「ほっっんとうにいろんな人がいました。たくさんいいねが付くんですけど、20歳年上のおじさんからだったり、30代ってこういう人からも対象と思われるのかとがっかりしました。  それに、いいねをくれた人でも、会ってみたいと思える人はぐっと減って。マッチングしてやり取りをするようになっても連絡が途絶える人もいました。  初デートなのに待ち合わせ場所がデパートのレストラン街とか。LINE交換をしたら、彼女でもないのに『おはよう』とか毎日連絡が来る人も……。別れ際にキスしてくる人もいて。ほんと“普通の男性”っていないですね」 「アプリはいろんな人がいますね。でも、別にレストラン街でもいいんじゃないの?お店予約していないのが不満なの?」 「そういう時って、“普通は”男性が予約しているものじゃないんですか?」 「そういう男性もいるけれど。デートの誘い方がスムーズなことと、結婚後の幸せはあまり関係ないですよ」 「そうですけど……。なんかモテなそうな人ばっかり」 「そうかもしれませんね。でも真由美さんがそのレベルなんだよ、厳しいことを言うようだけど」  真由美さんはまた肩を落とします。 「それぐらいわかってます。もう彼氏いない歴7年目でモテないんです」

“普通の男性”は普通じゃない

 彼氏いない歴7年目。経験は大学時代に付き合った彼氏のみ。ようやく、真由美さんは自分がモテないことを受け入れました。さらに、失敗が怖くプライドが高いため自分から誘うことをしないので、ぐいぐい来る人に遊ばれてしまう。彼女が求めていた“普通の男性”は普通ではないことに気づいたのです。
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必死に婚活、悪いこと?
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