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勝地涼、田中圭、賀来賢人etc.アラサーになって再ブレイクする元“イケメン”俳優たち

 また、NHK連続テレビ小説『エール』で主人公に影響を与え続ける幼馴染の村野鉄男という重要な役をこなす中村蒼と同じく、ジュノンボーイ出身の溝端淳平さんもNHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』に出演。  ドラマ『仮面同窓会』(フジテレビ系)でも主演をし、ここ数年でその名を見る機会も多くなってきました。今後もさらなる活躍に期待です。

パッとしない時期に実力が磨かれる?

 学園ものや戦隊ヒーローもの、2.5次元舞台やアイドル活動など、若手男性俳優は数が多くとも需要もあり、出演の機会も恵まれていると言います。  しかし、23歳を過ぎた制服が似合わなくなってきたあたりから年齢的に需要どころかオーディションの機会もなく、岐路に立たされるのだそうです。そこで引退を選ぶものも少なくなく、事務所などの環境要因や実力などで淘汰されていくのです。  かつてモデル出身二枚目俳優としてもてはやされ、不遇の時代を経つつも実力派俳優として復活した阿部寛さんは、苦境の頃に名前のつかない端役にもかかわらず出演を希望したり、劇作家・つかこうへいの門を叩くなど、焦燥感の中、研鑽を積んでいたとか。  賀来賢人さんも、とあるインタビューでパッとしない時期に先輩たちから叱咤激励を受けながらコメディの修業を続けていたと言います。
賀来賢人 白の無地Tシャツを150枚所持

『Men’s PREPPY』

 くしくも20代後半は社会に出て人生の優劣が可視化される時期。どの男性にとっても、人生の壁にぶち当たりがちです。その壁を乗り越えられる精神力が、役者として一皮むける要因になるのでしょう。  また、名前を挙げた俳優さんたちの多くは、露出の低くなった時期に結婚や子供の誕生を経験しています。家族が増えた責任感というのも、ブレイクにつながる意識の変化の一因になっているのかもしれませんね。 <文/小政りょう>
小政りょう
映画・テレビの制作会社等に出入りもするライター。趣味は陸上競技観戦
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