ウィズコロナの夏レジャーで、飛行機・公衆トイレを医師が危険視
7月に入り、日本をはじめ世界で再び新型コロナウイルスの感染者が急増していますが、どの国も経済活動の再開を見直す気配はなく、逆にコロナと共に生きていくための心得を発信するメディアが増えています。
そんな中、アメリカのフードマガジン『デリッシュ delish』が「専門家に聞く、ウィズコロナ時代の夏アクティビティー23 リスクレベル検証」を掲載。
セントルイス・ワシントン大学医学部教授で感染疫学協議会のメディカルディレクターを務めるヒラリー・バブコック医学博士と、ミシガン大学公衆衛生学部アシスタント研究員で疫学者のライアン・マロシュ氏に、夏の定番アクティビティで気をつけるべきポイントについて質問しています。
まず二人は、夏のホームパーティは“屋内”ではなく、「プールサイド」や「バーベキュー」など“屋外”で行うことを推奨。
日本よりも土地があり、中流階級でも裏庭にバーベキュー用グリルやプールがある家の多いアメリカならではのウィズコロナ・アクティビティは、屋外でソーシャルディスタンスが保てるため、必要以上に怖がることはないといいます。
また、バブコック氏は、ハリウッド映画でよく観る「家の玄関ポーチで酒を飲みながら語り合う」行為を、一般的にポーチの椅子の間隔が6フィート(2メートル弱)以上は離れていることから低リスクと判定。
マロシュ氏は、屋外であっても「大皿料理」「ワインボトル」など、不特定多数の人の手に触れる可能性のある食べ物や飲み物の取り扱いには要注意判定。パーティにはワインを持参し、大皿料理で提供するのではなく「スナックやフィンガーフードを直接参加者に提供する方がリスクは低い」とコメントしています。
レストランでの外食時の注意点も同じく、「店内」よりもテラス席など換気がよくソーシャルディスタンスが保てる「屋外での飲食」を推奨。
Uber Eatsなどを使った「デリバリーフード」や路上で出店している「フードトラックの食べ物」を怖がる必要はなく、「スーパーマーケット(屋内)」や「ファーマーズマーケット(屋外)」の買い物時も、ソーシャルディスタンスとマスク着用といった基本ルールを守っていればリスクは低いと判定しています。

屋外であっても「大皿料理」「ワインボトル」に要注意
