あまりに暑くなると半袖やノースリーブのままで外出すると日差しに肌が耐えられなくなると感じませんか。 　私は、もう随分と長いこと真夏の外出は長袖を着て出ていくスタイル。ですから、薄い素材で、しかも長袖の夏用のワンピースをいつも探しているのですが、これがなかなかありません。 　そしてもう一つ、私がいつも探しているのに見つからないのが真夏の日差しによく似合う、はっきりきっぱりした、明度が高いフューシャピンクや黄色、ターコイズブルーの夏用のシャツやワンピース。これも本当にあまり売られていません。 　真夏の強い日差しに似合う色で、薄い素材、けれども長袖といった条件にぴったりな、ほかではなかなか売られていないものがne Quittez pas （ヌキテパ）のようなブランドでは見つかります。 　こういったエスニックテイストのアイテムは、全身をそれで揃えてしまうと、なかなか日本の街並みや、自分の住まいの雰囲気には合わなくなってしまいます。 　そこでお勧めなのは全身をエスニックにするのではなく、スポーツウエアやアウトドアウエア、ワークウエアとミックスさせるスタイル。 　このワンピースはコットンボイルといって、薄くて透ける素材なので、下には白いカーゴパンツをはいて、インドのスパイシーなフレーバーを少し薄味にします。こうすれば、日本の街並みにも変に浮くことなく、なじむことができます。 　エスニックテイストの服のいいところは、デザインが目まぐるしく変化しないところ。コレクションするように少しずつ買い足して大事に着れば、デザイン的にはすたれませんから、擦り切れるまで何年も着ることができます。 　日本ではこれからも暑い夏が続くと思われます。デザイン性が高いエスニックテイストの服を上手にワードローブに取り入れて、暑い夏を乗り越えましょう。 ＜文／小林直子＞ ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】