Beauty

日焼け止めの塗り方はマチガイだらけ?!人気の上原医師が教える意外な方法とは?

日焼け止めの化粧崩れ・塗り直しは?

 まずは化粧崩れについて。  日焼け止めを塗ったあとに化粧をすると、べたついたりよれたりしますよね。500円玉大もの量をのせたらベッタベタになりそうで、ちょっと勇気がいります。それに、たっぷりの日焼け止めで顔が真っ白になってしまいそう……。  そんな疑問への上原先生の返答は「日焼け止めは、塗った直後は白いし脂っぽいですが、時間が経つと肌に馴染んできます。メイクをする30分ほど前に日焼け止めを塗って、馴染んだ頃にメイクをすれば、白さはもちろん、べたつきもよれも防げます」とのこと。朝の支度は余裕をもって……ということなのですね。 上原恵理先生 次いで、日焼け止めの塗りなおしについて。  日焼け止めの塗り直しは、一度メイクを落とすといった手間がかかります。でも、仕事の都合や面倒くささからつい塗り直しをさぼると、日焼けして後悔することに。何かいい方法はないでしょうか? 「本来は2,3時間おきに塗りなおすのが望ましいですが、それじゃあ仕事にならないですよね。オフィスワークなど陽にあまりあたらないお仕事であれば、そこまでこまめに塗りなおす必要はないですよ。  ランチで外に出るときなどは、パウダーの日焼け止めを利用すればメイクの上から塗り直せます。ベースメイクの薄い方はスプレータイプもいいでしょう」  なるほど! 状況に合わせて使い分ければいいんですね。
腕は1往復するくらいが適量だそうです

腕は1往復するくらいが適量だそうです

日焼け止め、デパコス/プチプラどう選ぶ?

 使い分けといえば、日焼け止め自体の種類はどうなのかも気になります。やはり高級な方が効果も高いのでしょうか? ただ、高級な日焼け止めを毎回たっぷり使うのは経済的に難しいのが本音。 「防衛指数はSPF50、PA++++がベストですが、メーカーや値段は、自分の肌やお財布事情に合ったものが一番です」とのこと。  高級な日焼け止めをもったいないからとチビチビ使うより、毎回500円玉大を使える手ごろな価格の物を選んだ方が、正しく効果を得られるんですね。  なお、上原先生は、顔用の日焼け止めは美容成分が入っているもので、腕などにはドラッグストアの手ごろな価格の物と使い分けているそうです。

Withコロナ時代の日焼け止めはどう変わる?

 正しい日焼け止めの塗り方で、今年の夏は日焼け知らず! と思ったけれど、新型コロナウィルス(COVID-19)流行中の今、マスクをしていたら日焼け止めを塗らなくても大丈夫なのでは? 「不織布や布のマスクのUVカット率は10%程度。90%近い紫外線がマスクを通過しているので、マスク着用時も日焼け止めは塗った方がいいですよ。しかもマスクの中は蒸れて日焼け止めが落ちやすいので、こまめに塗りなおすようにしてください」(上原先生)  マスクをしているからといって油断は禁物! 今年の夏も日焼け止めは手放せなさそうです。 <文/上原恵理 取材/千葉こころ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
上原恵理
形成専門医・美容外科医・美容皮膚科医として美容クリニック及び大学病院に勤務。著書『すっぴんクオリティを上げるさわらない美容』(KADOKAWA)Twitterアカウント:@dr_uehara インスタグラム:@eri.uehara You Tube「えりりんちゃんねる
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ