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三浦春馬さんの名演を振り返り。中学生から王子様まで、いま観られる作品は…

『ラスト シンデレラ』(2013年)色気のあるイケイケの王子様を好演

「ラスト・シンデレラ DVD-BOX」ポニーキャニオン

「ラスト・シンデレラ DVD-BOX」ポニーキャニオン

「ちょっとエッチな大人の恋物語」というキャッチコピーで放送された『ラスト シンデレラ』(フジテレビ系列/DVDあり。FODで配信中)では、映画『君に届け』(2010年)の風早くんに代表される爽やかなイメージから一変。色気のあるイケイケの王子様もちゃんと仕上げてきます。 「ようこそ、僕のシンデレラ」なんて、ヒザをついてのたまうキザなセリフもお手のもの。三浦さん演じる広斗が登場するだけで、主人公の恋心とシンクロして画面がパッと明るくなるように感じます。とにかくカッコよくてたまらない三浦さんを堪能させてくれる作品でした。

『僕のいた時間』(2014年)病気と苦闘する主人公でギャラクシー賞受賞

「僕のいた時間」アミューズソフトエンタテインメント

「僕のいた時間」アミューズソフトエンタテインメント

『僕のいた時間』(フジテレビ系列/DVDあり。FODで配信中)は三浦さんの「命を題材にしたドラマをやりたい」という提案から作られたドラマ。彼が演じるのは筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、家族や恋人との関係に悩みながら病気と苦闘する主人公です。  前向きに生きようとする懸命な様子に三浦さんのトレードマークとも言えるくしゃっとした笑顔が見られる一方で、病に体が苛まれていくことに恐怖する姿が生々しく演じられています。彼が振り絞るように吐き出すセリフの数々は思わずゾッとしてしまうほど。  今となっては三浦さん本人と重ねてしまう部分もありますが、本作における真に迫った演技は彼の真骨頂と言えるかもしれません。  なお、三浦さんは本作と『ラストシンデレラ』の2作品で、2013年度のギャラクシー賞テレビ部門個人賞を受賞しています。
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ミュージカル『キンキーブーツ』では高いヒールでダンス
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