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「タダ働き」も珍しくない読モたち。撮影のたびに赤字なフトコロ事情とは?

「もらえないこともある」ですと?!

ねぇ、今日の謝礼ってもらった?」と。 「もらえないこともある」ですと?!(あ、そういえばもらってない! 諸々思考が忙しくて完全に忘れてた!) 「もらってなかった! みんなは?」 「やっぱりねー、たまにあるんだよね。もらえないこと」 (え、もらえないこともあるですと?) 「あのさ、謝礼って毎回3,000円なの?」 (よし、よく聞いた! 私) 「うん、正直微妙な金額だけど。今日みたいにもらえないこともあるからありがたいと思わないとね。そのお金でみんなでお茶とかランチもできるし」 「そっかー……」  ちなみにタイアップ広告の撮影に呼ばれるとプラス数千円上乗せされるとかされないとか。人気読モともなれば月に何度も撮影に呼ばれるから、数万円は稼ぐことができるようです。

撮影のたびに赤字だった

撮影のたびに赤字だった 私のような新人で写真写りも悪くて、読モとして輝こうという努力にも欠ける人間が謝礼のことばかりごめんなさいという気持ちになりました。「読モだから」とイベントに呼んでもらえたり、新作のコスメをもらえたり、チヤホヤしてもらったりもしたのだから。  そもそも私も含め読モを経てその先にやりたいことがある女子がほとんどだったから、謝礼目的でやっているわけではないんです。  でもまぁ、有名なファッション誌ですから。そこに掲載されるからには、髪に服、靴、小物、メイク、ネイル……流行の最先端をいかなくてはならないでしょう。お金かかりますよー、むしろ撮影に呼ばれることで赤字(恩知らずな発言、ここでもごめんなさい)。  私なんて当時住んでいた千葉県内の自宅から撮影場所まで往復3,000円ほどかけて電車で向かうのだから、謝礼は交通費で吹き飛んじゃう。  でもね、これが読モの世界の常識なんだって。基本的には無給、謝礼は交通費程度。もらえたらラッキーなのだと肝に銘じたのでした。 ―読者モデルの裏話 VOL8― <文/高木沙織> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
高木沙織
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi
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