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「左利き」でも美文字がすぐ書けるコツ。まず紙の位置を変えてみて

紙を置く位置は、肩の正面。左利きなら体の正面より左側へ

 字を書くとき、つい体の正面に紙を置いてしまいますが、それでは上手な字は書けません。  紙は利き腕の延長線上、肩の正面くらいに置きましょう。それだけで美文字に近づきます。  え、そんなことで? と思うかもしれませんが、試してみるとその効果が分かるはず。レッスンでも最初に紙の位置をお伝えしていますが、みなさん書きやすさにびっくりされます。 左利きペン字2 体の正面に紙を置くと自分の手で字が隠れてしまい、どんな線、字を書いているかをチェックできず、右下がりの字になりやすいのですが、紙を体の左側に置けば、自分がどんな字を書いているのか、しっかり見ながら書くことができるのです。

漢字の「一、二、三」を練習して右下がり文字を防止!

 左利きの人は、どうしても右下がりの字になりやすいのですが、それを防止するために漢字の一、二、三で練習します。ポイントは目線です。  漢字に多いヨコ線がきれいに書けると、それだけでぐっと大人っぽい字に生まれ変わりますが、左利きの人がヨコ線を書くときに難しいのが「とめ」です。  そこで、ヨコ線の最後が右下に流れるのを防ぐために、星印の位置(とめの位置)を意識し、線の最後をしっかりとめる練習をします。字は線の書き終わりが大切。書き終わりを意識しながら文字を書いていくと、だんだんときれいな線が書けるようになり、美文字になっていきます。  ひらがなの曲線も同様に、目線を意識しましょう。ひらがなが上達すると、奥ゆかしさ、美しさを感じる字になるので、大切なポイントです。 左利きペン字3左利きペン字4 他にも「打ち込み」「スキマ法」などポイントはありますが、まずは紙の位置、目線のポイントをマスターするのがおすすめです。左利きの人に特有の、自分の字が見えにくいという問題、「とめ」が難しくきれいなヨコ線を書きにくいという問題を解消すれば、ぐっと大人らしい字に。ぜひチャレンジしてください。 【右利き・左利き共通のコツは…】 一瞬で字がうまくなる、たった2つのコツ。美文字は恋と仕事に効く <文/萩原季実子>
萩原季実子
ペン字講師。ペン字・筆ペン教室myMOJI(まいもじ)主宰。広告代理店などを経て、2014年からペン字教室を開催、オリジナルの美文字メソッドが大人気に。書籍『大人のペン字練習帳』シリーズが20万部を突破、最新刊は『左利き用 誰でも一瞬で字がうまくなる大人のペン字練習帳』。
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