Twitterでは、特定のアカウントがシェアするものに限って「リツイートを表示しない」ということもできます。
たとえば親しい友人が妙なインフルエンサーに影響され始めてしまったりして「この人のリツイートばかり流れてくるな…」という場合、ミュートではなく、まずはこの設定を試すといいでしょう。
また、Twitterのタイムラインの表示モードは2種類あります。これが「ホーム」の状態になっていると、他の人が「いいね」を付けただけの投稿も、タイムラインに表示されてしまいます。
刺激的・扇情的な投稿には「いいね」が集まりがちなので、人にもよりますが疲れてしまうでしょう。ですから「ホーム」表示ではなく、シンプルな「最新ツイート」モードを選ぶのがベターです。
画面をトップまでスクロールし、右上のキラキラしたアイコンをタップすれば、いつでもモードを切り替えることができます。
ただし、Twitterにしばらくログインしていないと、勝手に「ホーム」表示に変えられてしまいます。不便ですが、その都度戻すようにしましょう。
以上のように、ニュースアプリの通知をオフにして、SNSのミュート機能を活用することで、増え続ける情報量から受けるストレスを身を守ることができるはずです。
とはいえ、気に入らない情報に耳をふさぐことが常に最善かといえば、そうとは限りません。
心身の健康を優先するのは、もちろん大事なことです。しかし新型コロナウイルスの流行も、アメリカの人種差別も、その他諸々にかかる政治的な論争も、すべてこの社会で起こっていることです。
取捨選択を極めて、明るくてポジティブなエンタメの話題と、あとは生活情報だけが手に入ればいいのかといえば、そう割り切れるものでもないのではないでしょうか。
いずれにせよ、ニュースアプリともSNSとも、ほどよく付き合っていきたいものです。
<文/ジャンヤー宇都>
ジャンヤー宇都
「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫 〜オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆。Twitter:
@utojunya