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スニーカーマニア男子の謎の生態「このナイキは観賞用、はきません」|辛酸なめ子

スニーカーマニアたちの秘密のコミュニケーション

街でいいスニーカーはいてるお兄ちゃんがいると、お互いのスニーカーを見て目で会話する、みたいなことがよくあるんです。スニーカーのアンテナ張ってるんですぐわかりますよ。 スニーカーマニアたちの秘密のコミュニケーション スニーカー仲間の中ではお互いのスニーカーを見合うのがコミュニケーションなんです。外国人の場合は微笑んでナイス、と言ってくれたりしますが、日本人同士は空気で感じる。それも楽しみです。ただ、ちょっと悔しいときは見て見ぬフリもしますが……」  でも、コロナでなかなかおしゃれして街に出かけることも減ってしまったのではないでしょうか……。

今は自分とスニーカーを見つめ直す時間

今は自分とスニーカーを見つめ直す時間「そうですね。外にはいていけないので自分にとってスニーカーとは何かって見直しました。スニーカーに対する価値観が変わってしまったかもしれません。お互いスニーカーを見せ合う場所の一つが『並び』と呼ばれる、お店の行列だったんですが、ほとんどweb販売になってしまって、見せる場所がなくなってしまいました……」  と、残念そうな萬さん。いつかまた自由に外出できる日が来ることを願い、スニーカーのサイトを日々チェックしているそうです。 「次に狙っているスニーカーは何ですか?」と聞いたら「あるといっても無限にあるのでリークされる画像を見ては次に何を手に入れようか考えてます」とのことで、愚問だったようです。何足手に入れても決して飽きることがないスニーカーマニアの世界。その原動力があれば、今のような危機的状況も乗り越えられることでしょう。 <文&イラスト/辛酸なめ子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
辛酸なめ子
東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著者は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。
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