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更年期の不調は“体操”で改善できる。40代から始めたい毎朝の健康体操

 人生100年いや120年時代。女性のターニングポイントといえば更年期ですよね。ていうか、更年期以降あと50年は生きなきゃなの?と少なからず恐怖を感じたのは私だけでしょうか。
「女性の体を守るために避けては通れないイベント」が更年期

写真はイメージです(以下同)

 ところが『はじめまして更年期』(青春出版社)の著者で更年期トータルケアインストラクターの永田京子さんは、「閉経」は女性の体にとって「祝福」だと言います。一般的な更年期のメージは、「ネガティブ」。女を卒業、とか、枯れる、とか。書いていても気が滅入りそうですが、「女性の体を守るために避けては通れないイベント」が更年期。  しかも「更年期が過ぎたら人生バラ色」と本書に登場する先輩女性達は口々に宣言しているのです。華々しいイベントにするか、鬱々としたイベントにする、さあ、準備はいいですか?

更年期はデメリットばかりではない

「更年期以降、女性ホルモンがほぼ『ゼロ』になる」。なんともショッキングな言葉。さらに「閉経後は女性ホルモンより男性ホルモンのほうが多くなる」! これって女性のおじさん化? 更年期はデメリットばかりではない いえいえ、そうではなく「男性ホルモンは、好奇心や闘争心、リーダーシップ、性的活力をアップさせる」ということなのです。確かに、年齢を重ねても仕事に邁進していたり、ボーイフレンドが途切れなかったり、活動的な女性はたくさんいます。  女性ホルモンがゼロ、という点ばかりクローズアップせずに、男性ホルモンが増える=元気の源が溢れる、と前向きにとらえるのが正解。「女性ホルモンが分泌されなくなることで、女性特有の病気のリスクが下がる」というメリットもあります。具体的には、「子宮筋腫が小さくなる」「乳腺炎や乳腺症が改善される」「乳がん・子宮がんの発症頻度が減っていく」等。

更年期の不調を和らげるには

 とはいえ、実際に更年期の不調を抱えていたらどうしたらいいのでしょう。こたえはなんと「男性ホルモンを補う療法」。閉経後に増える男性ホルモンは、更年期真っ最中だと増えないのですね。 『はじめまして更年期』 なんだかややこしいのですが、「これは男性ホルモンの『好奇心や闘争心、リーダーシップ、性的活力をアップさせる』というメリットを期待するものですが、残念ながら日本ではまだ一般的ではない」。どーすりゃいいのよ!と突っ込みが入りそうですが、解決策はズバリ運動すること。「運動すると男性ホルモンのレベルが上がることが研究で証明されている」のですよ。  運動をやる暇がない、もうとっくに運動してる、様々な意見があるでしょう。本書が考案したのが、「今の生活のまま取り入れられて、『40代のカラダ事情』に合わせた体操」。特筆すべき点は3つ。「隙間時間や何かをしながらできる」「代謝アップに効果的な筋力づくりに重点を置いている」「自律神経のバランス力がつく」。さっそく本書から体操をふたつ、ご紹介しましょう。
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