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『半沢直樹』片岡愛之助のオネエ再び。“部下の股間にぎり”2連発に爆笑した

それでこそ主人公! デキる男すぎる半沢にシビれまくり

 濃すぎるキャラが多いため、時折存在感を失っている主人公の半沢ですが、今回はその魅力を思い切り見せつけてくれました。フォックスの買収計画書を消去できたものの、シュレッダーにかけられた資料を社長室のゴミ箱から見つけられ復元された半沢はピンチに陥ります。そして、スパイラル社で瀬名と一緒にいる部下・森山(賀来)に電話でこう告げるのでした。 すべての責任は俺がとる。後はお前と瀬名社長に託す。今、やるべきことは営業停止を食らう前に契約することだ。森山だけは冷静になれ。今だけではない、未来をみつめるんだ」  自分が責任をとって、若者に未来を託す言葉に泣けます。なんともかっこいい台詞です。  濃すぎる“敵キャラ”陣の中でも、こうして堺雅人が主人公をきっちり演じてくれるので、しらけることなくドラマが締まり、本シリーズのテーマがきちんと伝わってきます。

なにがなんでも半沢を潰しにかかる銀行

 最終的にフォックスは東京スパイラルの買収に合意して、共同で記者会見を開きます。さらに世界的大企業・マイクロデバイス社のジョンハワードが3億ドルの出資をしてくれると発表したことでスパイラルの株価は急上昇。電脳雑伎集団の買付価格を大幅に上回る終値をつけました。  しかし、ここで終わらないのが『半沢直樹』。メンツを潰された東京中央銀行は、電脳雑伎集団に500億円もの追加融資をして、なにがなんでも半沢を潰そうと仕掛けてくるのでした。確実に来週へひっぱる展開を、最後の15分に仕込んできます。  大和田常務も黒崎も完全なる敵役なのですが、もはや登場するとワクワクしてしまうのは私だけではないでしょう。そして彼らが出てこないと物足りなさすら感じてしまうほどに。特に第3話では黒崎の独壇場で、かわいらしさが爆発していました。今週はどんな濃いキャラがどんな名台詞をはいてくれるのか楽しみです。そして500億円の追加融資がどうなるのか、話の本筋からも目がはなせません。 <文/瀧戸詠未>
瀧戸詠未
大手教育系会社、出版社勤務を経てフリーライターに。教育系・エンタメ系の記事を中心に取材記事を執筆。Twitter:@YlujuzJvzsLUwkB
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