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松屋でも大人気だったシュクメルリ。レトルトを実食したら悪魔の食べ物と判明…

 『シュクメルリ』という料理をご存知でしょうか。 「世界一にんにくをおいしく食べる料理」と称される、ニンニクと鶏肉と牛乳を煮込んだジョージア国の郷土料理で、2019年に牛丼チェーンの松屋が「シュクメルリ鍋定食」として期間限定で販売をしたところ、「おいしすぎる」「頭から離れられない味」とツイッターを中心に大きな話題となりました。  松屋が先日行った、「復刻メニュー総選挙」でも一位を獲得し、日経MJの「2020年上期ヒット商品番付」(日本経済新聞社)にも選ばれるなど根強い人気を誇っています。  病みつきになる人が続出したシュクメルリですが、自宅で本格的な味が楽しめるレトルト商品が登場したとのことで、いてもたってもいられずさっそく実食をしてみました。

在日ジョージア大使館の協力を得た本格派

 今回実食したのは、松原食品から7月30日に発売されたレトルト商品『ジョージア料理シュクメルリ』です。一人前200gで本体価格850円となかなか強気のお値段です。 松原食品『ジョージア料理シュクメルリ』 一般的なレトルトカレーと同じ分量でこの値段、と考えると購入時に少し戸惑うものの、「在日ジョージア大使館の協力を得て本格感を追求した味」と知り、松屋でシュクメルリにハマった身としては食べないわけにはいきません。  欲望に駆られて即座にネットで商品を注文。わずか2日後にシュクメルリが我が家に到着しました。

にんにくの甘くパンチの効いた香りが最高

 さっそく商品を開けて実食。開封した瞬間から漂う深く甘いバターとにんにくの香りがたまりません。この香りだけでご飯が食べられそうです。 シュクメルリ写真2松原食品『ジョージア料理シュクメルリ』 そして盛り付けて驚いたのは、骨付きの鶏肉の大きさと量の多さ。レトルトパウチからゴロゴロと出てくる大量の鶏肉は盛り付けに困るほどです。  スープをすくって食べてみると、牛乳とバターの「ほわ〜ん」ととろける甘さが口いっぱいに広がり、そのあとすぐに大量のニンニクのパンチの効いたコクがあらわれます。これでもかというほどに入れられたニンニクがバターと牛乳の甘味を引きたたせ、クタクタに煮込まれたニンニクを飲んでいるかのような不思議な気持ちになります。
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カロリーを無視して飲み続けたい悪魔のような食べ物
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