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30代でもなる「スマホ老眼」には、疲れ目回復エクササイズがおすすめ

 柔道整復師/パーソナルトレーナーのヒラガコージです。デスクワークにスマホ操作、1日のほとんどの時間でディスプレイを見ている私たちは目のピント調節機能が低下しています。疲れた目を回復させるための「フォーカスアップエクササイズ」をご紹介します。
眼精疲労を和らげる「フォーカスアップエクササイズ」

写真はイメージです(以下同)

スマホ老眼って知ってる?

 私たち人間の目は水晶体というレンズを毛様体筋が引っ張ったり緩めたりして厚さを変えて、入ってくる情報のピントを合わせています。遠くの景色を見るときには毛様体筋が緩んでレンズが薄くなり、PCやスマホなどのディスプレイを見るとき(近くを見るとき)には毛様体筋を緊張させてレンズが厚くなります。 目の疲れは筋肉の疲れ 本来ならば、毛様体筋が緩んだり縮んだりを繰り返していますが、長い時間近くのディスプレイを見続けていると、筋肉は一定の緊張感を保ち続けてしまい、いざ遠くのものを見ようとしても直ぐに筋肉が動かなくなります。この状態が続くと毛様体筋と水晶体が元に戻らなくなって、「近視/近眼」になってしまいます。これを巷では「スマホ老眼」と言い、年齢に関係なく20代でも30代の人でも起こります。

疲れた目を休めるアイシング

 アスリートがトレーニングやゲームの後、インタビューを受けながらアイシングをしている光景を見たことがあると思います。目の疲れは毛様体筋の疲れでありますし、水晶体は筋肉と同じタンパク質です。タンパク質は熱に弱く、使い続けて発生する自発的な熱が溜まると傷みに繋がります。疲れた目を休めるのに効果的なのはアスリートの肉体と同じようにアイシングしてあげることです。  氷や濡れたタオルを目の上に乗せるだけでもいいでしょう。特に濡れたタオルは目の余分な熱を奪い取る気化熱が発生するため、安全かつ効果的にアイシングをすることができます。  今度は毛様体筋の緊張を改善するエクササイズをご紹介します。
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「フォーカスアップエクササイズ」のやり方
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