私、下半身デカい…?整体師直伝の「太もも引き締めエクササイズ」
家にいる時間が増えている昨今、運動不足で太ってしまった……という方も少なくないのでは? 実は私もその1人で、夏が来る前にダイエットを決行して減量はできたものの、なぜだか下半身太りは全く解消しませんでした。
この太ももを何とかしたい! ということで、今回は大手整体サロン「カラダファクトリー」の看板整体師、大貫隆博さんに「太もも引き締めエクササイズ」について教えてもらいました。
みなさんは「骨盤ケア」「骨盤調整」などの言葉を聞いたことはありますか?
大貫さんによると、そもそも骨盤は上半身を支え、下半身とつなげる重要な土台の役割を持っています。周りの筋肉や骨の影響を受けやすく、非常に歪みがちだといいます。そして、女性が気になる下半身のシルエットも、骨盤と密接な関係があるのだそうです。
つまり、太もものお肉を落とし、スッキリとした脚になるためには、骨盤が重要なポイント。だから、筋肉をほぐし、鍛え、骨盤を正しい位置に整えるセルフケアで、美しい太ももも目指せるそうです。これはやるしかない!
では、セルフケアを実践する前に、自分の太ももが今どんな状態か知っておきましょう。AもしくはBで、何かあてはまるものはありますか?
A
・椅子に座りっぱなしのデスクワークが多い
・基本的に毎日ヒールをはいている
B
・どちらかというと膝が内側に向いていて内股がち
・足を組まずにいられない
・あぐらをかくことが多い
・ヒールの外側ばかりが削れる
Aについて
Aの習慣がある人は、骨盤が前に倒れたままの姿勢が続くため、背骨から大腿骨をつなぐ腸腰筋と、太ももの前側の大腿四頭筋が縮みがちに……。その結果、ももの前側が張りだすようになってしまいます。
Bについて
例えば、あぐらをかくと太ももが大きく左右に開き、骨盤も開いた状態になります。あぐらを頻繁にかく人は骨盤が開きやすくなると言われています。ここでポイントになるのが「大転子」。骨盤の下、股関節横あたりのちょっと出ている太ももの骨なのですが、骨盤が開くとこの大転子も一緒に外側に開いた状態になります。この大転子が外に張り出した形は、腰からお尻、太ももにかけて “大きく太く見える”原因に。
<大転子の見つけ方>
腰の横あたりに手を添え、どちらかの足を少し あげて前後に動かして見てください。位置には個人差がありますが、その際ゴリっと動く骨が大転子です。また、歩く時に脚の重心が外側寄りになるため、外側ばかりに筋肉がついてし まい、余計太ももが太く見える原因にもなります。逆に、骨盤がしっかり閉じていれば、大転子の位置は骨盤の下になるため余計な筋肉がつかず、腰~お尻 ~太もものラインが細く見えるのです。
理想の状態として、脚の内側の筋肉は引き締め、外側は緩める運動をしていきましょう。