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今秋は“コロナ抜け毛”に要注意! 今日からできる薄毛対策を専門家に聞いた

「ここ最近、髪がよく抜けるな~」と思っていたのですが、実際のところ、毎年秋になると「抜け毛」に悩む人が増えるそうです。特に今年は、新型コロナウイルスの自粛ストレスにより、抜け毛のリスクが高まるそうなので、今から対策を考えておいたほうがよさそう……。
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※画像はイメージです(以下、同じ)

 そこで今回は、秋の抜け毛のメカニズムと対策について、頭髪治療の第一人者である浜中聡子先生に解説してもらいます。 =================== 【浜中聡子(はまなか・さとこ)先生】 Dクリニック東京 ウィメンズ院長。北里大学医学部卒業。北里大学病院救急救命センター、AACクリニック銀座院長を経て、現職。国際アンチエイジング医学会(WOSAAM)専門医など
浜中聡子先生

浜中聡子先生

「秋は抜け毛が増える」4つの理由とは?

「Dクリニック東京ウィメンズ」の院長を務め、これまで15万人の働く女性の頭皮を救ってきた浜中先生。その経験から、秋に抜け毛が多くなる理由は4つあると説明します。 ①毛の生え代わりの季節  動物と一緒で、季節の変わり目には人間の毛も抜けやすくなる。特に体質や加齢によって、秋のはじめに変化が出やすくなる。 ②夏バテによる生活習慣の乱れ  夏は食欲をなくし、麺類など炭水化物を中心とした食事が多くなりがちに。その結果、髪の原料となるたんぱく質が不足し、抜け毛を誘引してしまうことも。また、暑さによる寝不足で疲れがたまると、それが引き金となり、1~2か月経った秋のタイミングに抜け毛が増える。 ③気温変化から引き起こされるホルモンバランスの乱れ  秋は残暑が厳しい日もあれば、急に気温が低くなる日もあり、寒暖差の激しい季節。寒暖差に体が対応しようとするあまり、自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなり、薄毛や抜け毛が助長されることも。 ④蓄積された紫外線ダメージ  秋口になっても紫外線の量は変わらず、夏から続く“髪の傷み”や“頭皮の日焼け”が積み重なり、抜け毛の原因に。

今年はストレス×運動不足による「コロナ抜け毛」リスクも

stayhome 浜中先生の「Dクリニック東京ウィメンズ」では、コロナ自粛の前後で、「コロナによるストレスで髪の毛が束で抜ける」「髪の分け目が目立ってきた」等の相談が急増したそうです。20代~30代の方からの問い合わせが増えているのもコロナ抜け毛の特徴で、「コロナ抜け毛」は一時Yahoo!のトレンドワード1位にもなりました。  ウイルス感染が原因ではなく、あくまでもテレワークなどによる生活習慣の乱れで起こるコロナ抜け毛。主な理由として3つ挙げられるそうです。 ①運動不足による血行不良  コロナ禍でテレワークや在宅待機することが増え、一日中座りっぱなしになっている。運動不足になると血流が低下するが、頭部は心臓から離れた場所にあるので、全身の血流が悪くなるとより一層影響を受ける。血流が滞り、髪の根元にある毛母細胞に栄養が届きにくくなると、髪が十分に成長できず伸びる途中で抜けてしまう。すると血流が届きにくい頭頂部の方から、だんだんと薄毛が目立つようになる。 ②自粛によるストレス  常に家に人がいて一人の時間がなかったり、外出でストレス発散ができなかったり、制限される日常に大きなストレスを抱くように。ストレスが溜まるとホルモンバランスや自律神経が乱れ、薄毛や抜け毛を助長することも。 ③生活リズムの乱れ、シャワー回数の減少  テレワークで自宅にいると髪が汚れないからと、髪を洗う回数を減らしている。髪や頭皮は気づかないうちに皮脂やホコリで汚れており、毛穴が詰まると発毛の妨げになる。また、シャンプー中に頭皮を刺激することで、頭皮の血流を良くするという効果もあるため、洗髪しないと血流が悪くなり、髪の根元の毛母細胞まで栄養がいかなくなってしまう。
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秋の味覚「さんま」が効く? 今年の抜け毛対策にはこれ!
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