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映画『来る』がアマプラで人気。他にも配信で見られるゾッとする作品は?

『映画 としまえん』“呪い”に絶叫するヒロインの表情に注目

「映画 としまえん」TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

「映画 としまえん」TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

 今年8月31日に94年の歴史に幕を閉じた遊園地「としまえん」。Netflixで配信中の『としまえん』(2019年)は、としまえん全面協力のもと、シーンの90%以上を施設で撮影した北原里英主演のホラー映画です。  高校時代に仲の良かった女友だちと、一緒によく遊びに行った遊園地「としまえん」を訪れた大学生の早希(北原里英)。古い洋館を見つけ、ネットで噂になっていた“としまえんの呪い”を冗談半分で試してみるが、その直後から一緒に来ていた友だちが一人また一人と消えていく。仲間を探すうちに、早希は呪いの起源にまつわる恐ろしい過去にたどり着く…。  恐怖顔がものすごく似合うヒロイン・北原里英の絶叫ぶりを堪能しながら、迫り来る恐怖とともにとしまえんの思い出に浸るのも良いかもしれません。出演はほかに小島藤子、浅川梨奈、松田るか、さいとうなり、小宮有紗。

『ゲット・アウト』根強い人種差別の恐ろしさ

「ゲット・アウト」NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

「ゲット・アウト」NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

 最後はAmazonプライム・ビデオにてレンタルもしくは購入で視聴できる『ゲット・アウト』(2017年)。  白人の恋人・ローズ(アリソン・ウィリアムズ)の実家に挨拶に行くことになったクリス(ダニエル・カルーヤ)。彼女の家族は黒人である自分を快く受け入れてくれるが、何かがおかしい。べっとりとした違和感を抱きながらもしばらく過ごしているうちに、クリスはこの家に隠されたとんでもない衝撃の事実を知るのだった…。  ちょうど今、アメリカでは黒人差別をめぐる抗議デモ(ブラック・ライブズ・マター)が盛んに行われています。この作品は純粋なホラー作品ではないかもしれませんが、今なお根強く残る人種差別について深く考えさせられる作品です。作品のなかで起こる身の毛もよだつ恐ろしい現象もさることながら、人間という生き物の怖さがクローズアップされるところが何より恐怖を感じます。
 9月に入っても暑さが続きそうですが、これら以外にもホラー作品はまだまだありますので、コロナでお化け屋敷に行けない分、ぜひお好みの作品を見つけてたっぷり肝を冷やしてはいかがでしょう。 <文/中村裕一> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
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